ダニは私たちの生活のあらゆるところで発生しては
繁殖し、さらに強い生命力で生き続けています。
ダニというと布団などが思い浮かびますが
それ以外にも見落としがちな所に
存在している事があります。
今回はダニの発生や繁殖に関する
場所や原因、時期など調べまとめました。
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ダニの発生時期や繁殖するスピードや温度は?
ダニは温度が20~30度・湿度60~80%と
高温多湿な場所をとても好みます。
ここに塵などエサになるものがあれば繁殖をし続けます。
最も繁殖する時期は梅雨明け~夏頃で
ダニにとっては最高のシーズン到来となります。
しかし、冬の間でも暖房で温かく
加湿器や室内干し、観葉植物などといった
適度に湿度が保たれている環境であれば
ダニにとっては繁殖に最適という事になります。
エサはダニの種類によって違いがあるものの、
人間のフケやアカ、食べカスやカビ、ホコリなどがあります。
そして畳や絨毯、布団やぬいぐるみ、
家具などの隙間、部屋の隅っこ・・・といった
あらゆる場所がダニの棲家となってしまいます。
繁殖スピードは驚異的に早く2週間で成虫になり、
繁殖条件が揃った場合には
例えば30匹のダニは10週間後には
およそ1万匹にもなるといいます。
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小麦粉やプロテインからもダニが発生・繁殖する!?
下痢や鼻水、蕁麻疹、喘息症状・・・
これってアレルギー?・・・と思う前に!
プロテインや小麦粉などといった、たんぱく質を含む
粉類にもダニが繁殖することをご存知でしょうか?
これは「コナダニ」と呼ばれ、
体長0.3mm~0.5mmなので肉眼では分かりません。
粉に発生するのでこの名が付いたそうですが、
砂糖など甘いものであったり、畳などにも発生するダニです。
カビ(真菌)や細菌をエサとしているので
それらが発生するところには存在すると考えてよいでしょう。
恐ろしい事に粉類に発生した場合に
ダニの繁殖と粉とが入れ替わる事が続けば
よく凝視してみると粉が動いている状態になる事も!
実際に常温保存していた期限切れのたこ焼き粉1gより
9000匹の「コナヒョウダニ」が発見された!
・・・という事例があったそうです。
プロテインや粉ミルク、小麦粉類など
粉類の保管方法としては、
冷蔵庫保存、密閉状態、早めに消費する!
ということが大切です。
ダニの発生や繁殖を防ぐための対策方法は?
噛んで吸血までして
人に猛烈な痒みを残す「マダニ」や「家ダニ」
「マダニ」は屋外に生息している大型のダニで
肉眼でも確認でき感染症を媒介することもあります。
「マダニ」の対策は虫除け剤をうまく使ったり、
肌の露出を控える事が有効的です。
草むらに直に座ったりしないようにしましょう。
「家ダニ」は死んだネズミに寄生し、
感染症を媒介するダニなので、
外部からドブネズミなどが
侵入する場合にはネズミの駆除!
フンや死骸などを見つけたら
速やかに取り除く必要があります。