お正月には「縁起物」がつきものですね。
新しい年を迎えたお祝いに、
縁起のよいものを食べたり飾ったり。
それぞれどんな意味があるのでしょうか?
お正月の縁起物についてご紹介します。
Sponsored Links
正月に食べる食べ物やお菓子の縁起が良い意味とは?
お正月に食べられる縁起のよい食べ物といえば
おせち料理(御節料理)ですが、
様々な縁起言葉が付けられています。
にしんの子。卵が多い事で子孫繁栄。
黒豆
まめに働ける様に。色が魔除けの意味。
田作り
素材のごまめ(五万米)から五穀豊穣。
海老
長寿
鯛
めで(たい)から。
鰤(ブリ)
出世魚から、出世を願う。
昆布
よろ(こぶ)から。
とこぶし
「ふくだめ」という別名から福が溜まる
紅白なます
紅白の水引に見立て、平和・平安を願う。
伊達巻き
巻きもの=勉学
栗きんとん
黄金色から財宝
里芋
小芋がつくことから、子宝
れんこん
穴がある事で、先が見通せる様に。
くわい
芽が出る様から出世を願う。
といった意味を持ちます。
Sponsored Links
正月に飾る植物や花にも縁起物の由来がある!?
お正月に飾る縁起物の植物といえば
「松・竹・菊」
松は通年、青々とした葉を落とさず
「不老長寿」の象徴とされ、
竹は節目=節操の象徴、
菊は長持ちする意味から、
延命長寿・厄除の象徴としています。
通常は菊ではなく梅だと思われますが、
時期的に梅の切り花が出回らないため、
菊が用いられています。
他に赤い小さな実である「南天」や「千両」
南天は、「難を転ずる」という意味で、
不浄を祓う植物とされています。
千両についてはその名からお金の象徴。
また、季節柄はっきりとした色の植物が少なく、
縁起のよい松の緑にも栄える植物です。
そして野菜の一種にも見える「葉牡丹」も
江戸時代よりお正月の縁起物とされ、
今も紅白の色合いから正月飾りとして飾られています。
神社で正月に売ってる熊手など正月飾りの由来は?
正月飾りといえば神社で
売られているものを思い出します。
中でも「熊手」
古くは落ち葉などをかき集める生活用具でしたが、
なぜ、縁起物になったのでしょうか?
11月に行われる酉の市で売られますが、
熊手以外にも「破魔矢」なども授与されます。
酉の市が行われた由来は、東京都足立区花畑にある
「鷲神社」が起源とされています。
熊手は「かき集める」道具という事から、
商売人の洒落で「金銀を集める」「運をかき集める」
という意味から縁起物になった様です。
そこで熊手に七福神や大判小判、稲穂や松竹梅など
他の縁起物と組み合わせて
「運」を掻き込む縁起物ということで現在に至ります。
他にも諸説謂れがあり、
武将が戦へ行く際に勝利祈願で奉納した「軍扇」が
勝ち戦の際に反り返った骨だけになり、
それがまるで熊手の様だったという故事にあやかり、
開運の意味を込めた物ともされています。