旬の食材は色々ありますが
春の訪れを感じる物にたらの芽があります。
香りが高くほろ苦い味がたまらない!
多くは天ぷらとして楽しむ事が出来ますが、
あく抜きを含む下ごしらえの方法ってどうするの?
食べた事はあっても、いざ調理しようとすると
分からない事ってあると思います。
たらの芽が手に入ったら、
上手に処理して美味しくいただきましょう!
今回はたらの芽のあく抜きや下ごしらえについてご紹介します。
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たらの芽の旬な時期はいつ?
たらの芽は山菜の1つで本来ウコギ科のタラノキ。
その新芽部分だけを食用にしたものになります。
このタラノキの樹皮は古来より民間薬としても持ち入られ、
健胃や強壮や糖尿病などによいとされている様です。
樹皮だけではなくたらの芽においても同様の作用があり、
根は生薬としても利用されています。
たらの芽は天然物とハウス物があり、
天然物は3月から出回り4~5月がピークになります。
ハウス物は通年出回っている場合もありますが、
2月中旬~3月頃がピークになっています。
たらの芽はまだ低い背丈の木の頂芽部分と、
すぐ脇の側芽の2番目程度までを採取しており、
それ以上他を取ってしまうとその木は成長せず、
枯れてしまうので天然物は大変貴重です。
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たらの芽のあく抜きや下ごしらえ方法!トゲなどの下処理は?
たらの芽の下ごしらえは非常に簡単!
芽の付け根にはハカマがありますが、
この部分を取り除きます。
ハカマにはあくがあり、
固い部分でもあるので食感がよくありません。
続いて根元にある固い皮部分を
削ぐ様に取り除き、洗い流せば完了です!
また、天然物には根元部分に細かなトゲがありますが、
加熱すると柔らかくなるので食べる事ができます。
あく抜きはあえて水に浸けて取る事は必要なく、
これにおいても加熱だけで十分です。
和え物などにおいては軽く茹でるか、
天ぷらならばそのまま衣を付けて揚げるだけでOKです。
たらの芽は自宅で栽培可能?保存方法は?
たらの芽を自宅で育てる(栽培)場合は、苗木を購入し
3~4月頃に植え付けし緩効性の化学肥料を与えます。
肥料は切らしてしまうと成長しなくなるので、
切らさない様に育てて行きます。
湿気のある土壌は苦手です。
状況がよければ成長の早い木なので、
1年でも1m程度それ以上と成長するといいます。
最後に、たらの芽の保存方法ですが、
日持ちせず香りも飛びやすいです。
どうしても保存する場合には新聞紙などに包んで、
少し穴をあけたポリ袋に入れ野菜室で2~3日で食べ切る。
それ以上保存の場合は冷凍保存も可能です。