ベネチア国際映画祭を
皆さんはご存知ですか?
カンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭と
肩を並べる世界最古と言ってもいい程の
歴史をもつ国際映画祭です。
一般客でも見ることができるベネチア国際映画祭!
今回は2014年のベネチア国際映画祭についての
日程や会場などをお伝えしていきます。
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ベネチア国際映画祭とは?授賞した日本の作品は?
ベネチア国際映画祭は、毎年9月下旬になると
ベネチアで開かれる映画祭の事です。
世界各国から100を超える作品が
ベネチアへと集結し、それらすべてが上映されます。
一般客もチケットさえ購入しその場所へ
行けば見ることが可能です。
日本の映画も何本かベネチア国際映画祭で
最も素晴らしいと言われる
最高賞の金獅子賞を受賞した作品があります。
有名なもので、黒澤明監督の代表作とも
言える「羅生門」が金獅子賞を受賞しています。
2014年ベネチア国際映画祭の日程と場所は?
ベネチア国際映画祭が開かれる会場は
リド島と言う、イタリアにある小さな島です。
ベネチアとアドリア海を隔てるように
伸びている細長い島で、
有名な映画、「ベニスに死す」の
舞台にもなった場所です。
イタリア語では
「Lido di Venezia(リード・ディ・ヴェネツィア)」と
呼ばれており、一般にはリド島と呼ばれています。
日程は
2014年8月27日~9月6日まで
開催されます。
今年は日本から金獅子賞を狙った
コンペティション部門へ
塚本晋也監督の作品である「野火」が
出品されます。
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2013年のベネチア国際映画祭の結果、作品紹介
2013年の受賞作は以下のようになります。
最高賞 金獅子賞獲得作品
タイトル:Sacro Gra(サクロ・グラ)
監督:ジャンフランコ・ロッシ
フリーウェイには、様々な人々が暮らしています。
あるアパートで娘とクラス男、
シュロの林を愛する者達、
それぞれの生活をクローズアップした作品です。
淡々と進む、どこか哀愁を感じる作品です。
成人してから見ると、どこか寂しさと
明日への活力を感じることのできる作品です。
また、さすがイタリアで作られただけあり、
随所随所におしゃれなインテリアや生活が
垣間見え、新鮮な気分にもさせてくれますよ。
優秀監督賞 銀獅子賞獲得作品
タイトル:Miss Violence(ミス・バイオレンス)
監督:アレクサンドロス・アブラナス
自ら命を絶った少女、アンゲリキの顔は笑顔でした。
彼女の死をめぐるサスペンスな不気味さが魅力の作品です。
日常生活に潜む恐怖や不気味さを感じる作品です。
現代社会のねじれや違和感を余すことなく
表現した今作は、人によっては後味が悪い
恐ろしいものかもしれませんが、
一見の価値ありと言える、いい意味での問題作です。
2014年のベネチア国際映画祭、
一体どのような作品がノミネートされるのか、
今からワクワクしてしまいますね。
今年は直接現地へと足を運んでみませんか?
ベネチアはこの期間、お祭り騒ぎとなり、
世界各国から観光客が詰めかけます。