ほくろの様な皮膚がんがある・・・
と聞くと不安でいっぱいになりますよね。
すべてのほくろが悪い訳ではなく、
ほくろに似ている腫瘍が
潜んでいる事があります。
ほくろと皮膚がんの違いなどについて
見分け方など解説します。
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ほくろと皮膚がんの見分け方は?足の裏は要注意!その症状は?
ほくろ(黒子)とは、
紫外線などで発生したメラニン色素が
集中して集まったいわゆる色素の集合体ですが、
ほくろのフリして
実は潜んでいるのが皮膚がんです。
一般的に良性のほくろが悪性に
変化することはほとんどありませんが、
ほくろだと思っていたものが
実は皮膚がんの兆候であることがあります。
皮膚がんの中には「表皮がん」と
「メラノーマ(悪性黒色腫)」の2種類があります。
その見分け方は、
・輪郭がはっきりしていない
・大きくなる
・かゆみや出血、滲出液が出ている
・左右非対称
といったものはメラノーマの疑いなど
異常を来している可能性が非常に高いです!
ほくろの様であったりシミとも
間違えやすいので注意がとても必要です。
治療については切除手術を行い、
根治治療を行いますが、
体調としての変化を感じにくいので
早期発見がとても重要です。
特に日本人は足の裏にメラノーマが出来やすく
とても進行性の早いガンで最悪
命を落とす事もありますので要注意です!
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子供にもほくろのような皮膚がんはできるの?
子供のメラノーマのリスクは大人とほぼ同じで、
症状なども同様であるといいます。
その原因は、
胎児へと移った先天性黒色腫
・目に見えて大き過ぎるほくろ
(巨大先天性母斑)
・色素性乾皮症や神経皮膚黒色症など
稀な遺伝性疾患
・ウェルナー症候群
・家族に網膜芽細胞腫の病歴がある
・骨髄、腎臓などの移植や
HIV感染など免疫低下の場合
一番目に見えて解るのは、
ほくろの域を超える様な大きなほくろです。
他にほくろの周辺にあるリンパ節の腫れや
ほくろ自体の異常が見られる場合は
1日も早く受診されることをおすすめします。
ほくろか?皮膚がんなのか?皮膚科での検査方法や治療は?
ただのほくろなのか、
皮膚がんやメラノーマといったものなのか
その診断には検査が必要です。
皮膚科では”ダーモスコープ”という
ライト付きの拡大鏡を使い皮膚の状況を診察します。
この検査によって目視よりも詳しく診察ができ、
メラノーマなどの早期発見ができます。
病院によっては、この検査を行っていない所も
ある様なので事前に確認が必要です。
他には病巣を切り取り生体検査(生検)を行い、
実際の細胞域まで検査します。
多くは病巣自体を切除し行う
生検が勧められています。
治療はレントゲンや全身のCT、MRIなどの検査を行い、
病気の進み具合を決定し、状況に応じた治療を行います。
皮膚がんやメラノーマの治療は
様々あるので一概に言えませんが、
抗がん剤治療や放射線治療、
リンパ節の腫れがある場合には
リンパ節切除など適時施術します。
メラノーマの治療には、
数種類の静脈内注射薬を組み合わせて
術後、検査ではわからない様な
小さな腫瘍細胞を消滅させ
再発や転移予防といった治療を行います。