喘息といえば子供に多いイメージが
とても強いと思いますが、

大人でも喘息にかかっている方が
３～４％となっています。

今回は大人喘息の症状や原因、
そして対処法などについてみていきましょう。

大人喘息の症状は？発作が出る原因は？

大人喘息は子供の頃にかかっていた
喘息が再発するケースや、

主に40代を中心に
急に発症するケースとあります。

喘息の症状

・夜間や早朝に咳き込む
・ゼーゼー、ヒューヒューという呼吸音がする
・運動後は息苦しい
・咳や息苦しさで明け方や夜中に目を覚ます
・突然酷く咳き込む
・息が苦しい

などといった症状があります。

咳がなかなかとまらず市販薬を飲み続ける方が多く、
気づけば喘息が悪化しているケースがあります。

喘息を引き起こす原因として、

大人も子供も最も多くを占めるものは
アレルギーによるものです。

しかし子供の場合は全体の90％が
アレルギーによるものですが、

大人は60％ほどで、

残り40％はアレルギー以外の原因が
喘息を引き起こしていることが分かってきました。

咳が長引く原因や考えられる病気は？

アレルギー物質はご存知の方が多いと思いますが、

ダニ・ハウスダスト・花粉・カビなどが
原因物質として多く挙げられます。

布団のカビ除去にはアルコール？カビない方法は？

一方のアレルギー以外の原因物質とは・・・

・ストレス
・風邪
・タバコ
・大気汚染などです。

この他にも解熱鎮痛剤などの薬が合わなかった時にも
喘息を起こす原因の一つとも言われています。

大人のニキビにしても喘息にしても
ストレスは体に大きく影響しています。

現代社会は何かとストレスがかかりがちですので、
大人の喘息が増えていることも頷けますね。

大人喘息の症状は治る？発作が出たときの対処法は？

喘息を発症したからといって一生の付き合いか？
と言われればそうでもありません。

大人の喘息が自然に治るのは
全体の１割以下と言われています。

しかし適切な治療を行い喘息を
引き起こさないようにすることが大切です。

突然発作が起きることがある喘息、
そんなときに対処できる方法をみてみましょう。

寝ている時に発作が起きた場合
体を起こして座る姿勢をとりながら、

まわりに人がいれば背中を叩いてもらい
痰を吐きだすようにします。

また、体を締めつけるようなら
肺や気道を広げるために衣服を緩めましょう。

発作が出ている最中に
飲料を飲むのは非常に危険です！

死亡事故例もありますので、
発作が治まってから飲むようにしましょう。

カフェイン配合の飲料は
気管支を広げる役割を持っていますので、
発作が治まってから少しずつ飲んでみてください。

発作が中度以上になると
即効性のある吸引薬を服用して
効くまで待つ必要があります。

喘息の発作は、時に命の危険に
及ぶこともありますので十分に注意してください。

大人喘息の治療法は？？

１度でも喘息の症状がでると悪化しないように
病院を受診することが望まれます。

現段階で最も効果的とされている治療法は、
吸入ステロイド療法です。

吸入ステロイド療法とは、気道粘膜の
炎症を鎮める役割を担うものとなっています。

発作が繰り返し起きることによって
気道粘膜がそのたびに刺激され、
ある時、大発作を引き起こしかねません。

少しでもおかしいなと思う症状があれば、
すぐに病院を受診し喘息を引き起こさないよう
適切な治療を施してもらいましょう。

大人も子供もとても辛い喘息、

命を落としてしまう重篤なケースにならないように
ほったらかしは絶対にしないようにしてくださいね。