1度食べるとやみつきになる生ハム。
実は自宅で作ることが可能です。
燻製をしてこだわりの本格的な生ハムか、
簡単に生ハムを作るか・・・。
今回は手作り生ハムの作り方についてご紹介します。
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本格的な生ハムの作り方
まず初めに生ハムは豚肉を使うものの
加熱処理をしないため衛生面には十分に注意が必要です。
使う道具や作業する手などは、
こまめに消毒し清潔な状態で使いましょう。
生ハムの燻製は5度前後の冷燻法で作っていきます。
生で食べるもですのでなるべく温度を低く保ちます。
作るのに適した時期は気温が低く(10度以下)
空気が乾燥している冬になります。
豚肉の菌が心配な場合は
生ハムを加熱してから食べましょう。
大体の工程は塩漬けを10日~2週間、
風乾を1日~2日、燻製を2週間~3週間です。
それでは、本格的な生ハムの作り方をご紹介します。
材料
・国産豚モモ肉:1kg
・塩:25g~30g
・お好みのハーブ(ローズマリー・ローリエ・セージなど)
・コショウ:適量
・にんにく:1片
・ウィすきー:適量
下準備
豚肉から血が出てくる場合は、
作業に入る前に血抜きをしておきましょう。
作り方
1.塩漬け
塩とお好みのハーブとコショウ、みじん切りにんにくを混ぜ、
ウィスキーで湿らせたものを豚肉全体にまぶします。
二重三重にしたラップや何枚か重ねたビニール袋などで密封し、
冷蔵庫で10日~2週間漬けこみます。
漬けこみが終了したら、
表面のスパイスなどを洗い流します。
キッチンペーパーで肉をはさみ、
手のひらで軽く押さえ水気を拭き取っていきます。
水気がなくなりまで繰り返しましょう。
※生ハムは保存性を高めるために、
基本的に塩抜きをしません。
2.風乾
気温が低い時期であれば肉に網をかけて外で干し、
気温が心配な場合は冷蔵庫で風乾させます。
殺菌のため肉と肉が触れる場所に
ウィスキーなどアルコール度数の高いものを塗ります。
3.燻製
スモーカーの中を5度前後に保ちながら、
1時間~1時間半燻製します。
その後、ウィスキーなどで肉を拭き、
気温が低いところで風乾させます。
この作業を1週間~10日、
天候に問題がない場合には毎日行います。
それ以降は2、3日に1回燻製と風乾を繰り返し、最低でも2週間、
水分の抜け具合によっては3週間ほど熟成させましょう。
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簡単な生ハムの作り方
生ハムは作ってみたいけど、
自宅で燻製は無理という方も多いでしょう。
そこで、もう少し手軽にできる塩漬けの生ハム、
パンチェッタの作り方をご紹介します。
材料
・豚バラ肉ブロック(ロースでも)
・塩:肉の重量の8%
・コショウ:適量
・お好きなハーブ(タイム・ローズマリー・ローリエなど):適当
作り方
・塩、コショウ、ハーブを混ぜて合わせてます。
・豚肉の両面にフォークや竹串で穴を開けます。
・豚肉に混ぜ合わせたハーブ塩を全面にまぶします。
・キッチンペーパーで豚肉を包み、
冷蔵庫に2週間ほど入れ乾燥させます。
(キッチンペーパーは毎日変え、濡れないようにしましょう)
・豚肉の周辺が乾燥したら完成、
食べる前にお好みで塩抜きをします。
塩抜きをすると保存期間が短くなるため、
食べる前に入念なチェックが必要です。
手作り生ハム種類別の保存方法
生ハムを保存する際は、
種類によって保存方法が変わります。
1.燻製タイプ
豚肉のブロックで作るためので酸化や乾燥しないよう、
切り口を脂身でこすりオリーブオイルをつけたらラップで包みます。
その生ハムをマイナス10度以下の冷凍庫で保存します。
食べる際、ぬめりや変な匂いはないかをしっかり確認し、
口に入れて変な味がしたら食べるのをやめましょう。
2.パンチェッタタイプ
通常パンチェッタは、
冷蔵庫で3ヶ月~半年ほど保存ができます。
しかし手作りの場合は、
2~3週間で食べきってしまうのが安心です。
手作りパンチェッタを生で食べるのはリスクがあるため、
なるべく加熱することがおすすめです。
加熱処理をせず熟成させていくため、
気温管理、衛生管理を十分に注意し、
ぜひおいしい生ハムを作ってみてください。