果物や野菜の恩恵を手軽に摂取できるスムージー。
個人では入手困難な専門的な道具も不要なため、
自宅でも手軽にできるのが良いですよね。
スムージーを作る素材は鮮度が命なので、
飲む分だけ作るのが理想ですが、
作りすぎた時、保存することは可能なのでしょうか?
そこで今回はスムージーの保存方法や
賞味期限についてご紹介します。
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スムージーの保存方法!作り置きした時の賞味期限は?
スムージーの材料である野菜や果物は
常温で保存しても問題ないものが多いです。
しかしスムージーにした場合の
一番の問題点は酸化です。
スムージーにするため材料切っている状態で、
ミキサーなどによる熱も加わっているため、
傷みやすくなってなっています。
ですからスムージーを保存する際は
常温ではなく冷蔵、または冷凍で保存しましょう。
まずスムージーを冷蔵庫で保存をする場合、
スムージーを容器に移し空気に触れ
酸化しないようしっかりラップをかけます。
時間が経つとスムージーの中身が分離しますが、
再度ミキサーにかけるのではなく、
スプーンなどを使ってかき混ぜれば問題ありません。
またスムージーの酸化はビタミンCを加えることで
酸化防止の役割を果たしてくれます。
レモンや食用クエン酸などを使用すると良いでしょう。
ただし、風味は時間の経過とともに落ちるので注意しましょう。
冷蔵保存の場合の賞味期限は2~3日。
ただし1日経つと味が落ちてしまうので、
鮮度ということを考慮すると数時間~1日未満となります。
またスムージーの冷凍保存ですが、
冷蔵保存と同じよう密封容器に入れ
しっかり空気を抜いておきましょう。
この時、スムージーの栄養素を壊さないため、
急速冷凍させることがおすすめです。
解凍する際は50度程度のお湯に、
スムージーが入っているフリーザーパックを漬け
湯煎していきましょう。
冷凍保存はスムージーの水分が多いため
カチカチになってしまい湯煎にかける手間もかかるため、
朝時間のない人にはあまりおすすめできません。
そのような時は溶けやすくするため
製氷皿でスムージーを凍らせてから、
フリーザーパックに移して再冷凍することで、
解凍する時間を短縮することができます。
冷凍焼けのリスクがあるため、
賞味期限は1~2週間となります。
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保存したスムージーの効能・効果は変わるの?
生の果物や野菜の酵素や栄養素を摂取するスムージーは、
時間が経ち空気を触れることで酸化していき、
酵素の分解が進み風味も落ちてきてしまいます。
そのためレモンや食用クエン酸で
ビタミンCを加えることがおすすめなのです。
しかし、それでも完全に作り立ての状態で
キープできるわけではありません。
特に保存したスムージーの効果・効能が変わるのが、
冷凍したスムージーの解凍時です。
カチカチに凍るスムージーは
自然解凍させるのに時間がかかり、
その間に酵素の分解が進んでしまいます。
また電子レンジを使って解凍させても
水分の分子を振動させて温める構造のため、
スムージーの栄養素や酵素の分子を壊しかねないのです。
特に電子レンジによる解凍で失われるのが、
ビタミンCやミネラルなどの水溶性の成分。
元々の含有量の60~90%が減少すると言われています。
スムージーを保存する時の注意点
生の果物や野菜の栄養を効率良く摂取できるスムージー。
冷蔵あるいは冷凍で保存する際は、
どのタイミングで飲むか考慮しておくことが肝心です。
保存中も酸化を完全に止めることは出来ません。
なるべく元の栄養素などを失わないように
一度に作る量をしっかり計算しておきましょう。
そして冷凍保存する時は、
冷凍時間や解凍時間を短縮するため、
1回分に小分けすることなどもポイントになります。