道端に咲いてると目がいってしますシロツメクサ。

つい立ち止まり四つ葉のクローバー探したり、
葉を押し花などにしたり、指輪や花かんむりにして
遊んだ経験も多い植物でもあります。

そんなシロツメクサにはどのような花言葉があるのか？
今回はシロツメクサの花言葉などをご紹介します。

シロツメクサはどんな花？開花時期はいつ？

白く小さな球体の花がかわいらしいシロツメクサ。

シャジクソウ属・マメ科の多年草であり
ヨーロッパが原産の植物です。

シロツメクサは漢字で「白詰草」と表すように、
江戸時代から明治時代にかけて
オランダからの輸入品の梱包材として使われていました。

日本には明治時代に牧草として導入され、
それが野生化したことがきっかけで
今ではいろいろな場所で自生しています。

開花時期は春から初夏。

冬は枯れるものの地下に根が残っていたら
春にまた花を咲かせます。

雑草防止、土壌侵食防止のために使われる植物であり、
牧草などにも使われるなど様々な目的で利用されいます。

さらにシロツメクサには根粒菌により
窒素を固定する作用があり地球を豊かにする
緑化資材としても使われる植物となっています。

シロツメクサの花言葉！怖い意味や由来がある！？

花言葉には由来となるお話がつきものですが、
シロツメクサには北海道のアイヌに伝わる
お話が由来となっていると言われています。

川のほとりの部落の首長の美しい娘・イルチヤロに
恋をした、部落近くの沼に住む主は
「私のものになって」とアプローチを重ね2人は恋仲になります。

誰もその姿を見たことがないカムイともマスとも言われる
沼の主との逢瀬を重ねるにつれイルチヤロはやせ細っていきます。

やがてイルチヤロが痩せていく原因が、
沼の主のせいだと突き止めた首長と許嫁のチタライは、
沼の主を暗殺することを「約束」します。

その計画を耳にしたイルチヤロは沼の主に伝えるも、
良い案が浮かばないまま月日が経っていきます。

つかの間の「幸福」もむなしく、
ついに沼の主の暗殺計画が実行に移され、
首長とチタライが放った毒矢は沼の主に命中します。

許嫁を奪われたチタライの「復讐」が見事叶ったと思われた瞬間、
大渦が発生しチタライ、そして父親である首長が飲み込まれてしまいます。

イルチヤロとの仲を裂かれた沼の主の「復讐」かもしれません。

さらに事態を見守っていたイルチヤロも
沼に身を投じ、それ以降、川から魚が獲れなくなり、
沼のほとりにシロツメクサが咲き誇るようになりました。

このような伝説からシロツメクサの花言葉には
私のものになって・幸福・約束・復讐
という花言葉がついたと言われています。

さらにシロツメクサの花かんむりにも
花言葉の意味がある様です。

これは送った相手へ
「私のもになってね、約束だよ。約束を破ったら復讐するよ」
というものになるのだそうです。

可愛らしいお花のかんむりですが、
このメッセージを知った上でもらうと、
少し気後れしてしまうかもしれませんね。

クローバーにも花言葉がある？枚数で変わる？

シロツメクサの葉の部分をさす
クローバーにも花言葉があります。

よくラッキーアイテムと言われる四つ葉のクローバーですが、
花言葉はズバリ、幸運・幸福です。

実はクローバーは葉の枚数ごとに花言葉があります。

・一つ葉のクローバー
困難に打ち勝つ・始まり・開拓・初恋

・二つ葉のクローバー
ステキな出会い・平和・調和

・三つ葉のクローバー
愛・希望・信仰

・五つ葉のクローバー
経済的繁栄・財運

・六つ葉のクローバー
地位と名声

・七ツ場のクローバー
無限の幸福

この様に7枚まで
葉のクローバーに花言葉がついています。

しかし実際は五つ葉のクローバーを見つけられる可能性は、
2万分の1の確率であり見つけることはとても難しいです。