春の花を代表するものには幾つかありますが、
とてもよい香りを放つ「沈丁花（じんちょうげ）」

私も大好きな花の１つです。

庭木や街路樹などで咲き誇る時期は
なんとも春らしさを感じるものです。

なんとなしに見る花にも花言葉があります。

沈丁花の花言葉、
いったいどんな意味があるのでしょうか？

ご紹介してまいりたいと思います。

沈丁花の花言葉！その意味や由来は？

沈丁花の花言葉は複数あります。

・栄光
・不死
・不滅
・永遠
・歓楽

なんとも明るい様な力強く
生命力に満ちた花言葉なんでしょう！

あの可愛らしい花からは
意外な花言葉が付けられていたのです。

花言葉の意味や由来には
ギリシャ神話から来ているものが多く、

諸説ありながらも沈丁花にも
繋がりがある話しが1つあります。

ギリシャ神話の神「アポロン」が
恋をする矢をキューピットに射られた事により
「ダプネ」という女性に恋をする話です。

アポロンはダプネに求愛しましたが、
残念ながらダプネは拒否、

そして逃げた彼女をアポロンは追いかけました。

アポロンから逃げるために
河の神であった父に自分の姿を変える様頼み、

ダプネは月桂樹へと姿を変えました。

それを哀れ悲しんだアポロンは、
月桂樹の枝から「月桂冠」を作ったといいます。

月桂冠といえば栄光や勝利のシンボル。
そしてどこが沈丁花との繋がりがあるのか？

月桂樹はギリシャ語で「ダフネ」
沈丁花の学名は「ダフネ・オドラ」といいます。

ダフネ＝ダプネがもじられたもので、
沈丁花になぜ”ダフネ”が付くのでしょうか？

それには葉の特長から来ているのです。

月桂樹の葉と沈丁花の葉の形はとても似ているから。
これが理由です。

月桂樹との関係で沈丁花の花言葉の1つ
「栄光」が付けられているのでは？とされています。

他の「不死・不滅・永遠」は
ダプネへの愛は永遠である。

それは身が滅びようと不滅で想いは
不死であるという意味ではないか？と考えられます。

また、「歓楽」は芸能・芸術の神の面をもつ
アポロン自身から来ていると思います。

沈丁花の開花時時期はいつ？香水との関係って？？

沈丁花の開花時期は地域によりますが、
2月後半～3月末頃。

春の花々の開花を告げる花とも呼ばれています。

沈丁花はとても香りが高く、

ジンチョウゲ科の「沈水香木（じんすいこうぼく）」という
香木の香りに似ていることで、

香水の原料になったり沈丁花の香りを活かした
香水は男女ともに人気があります。

沈丁花の花言葉より男性から女性への
贈り物にしてもよさそうですね。

また、沈丁花の苗も実は贈り物としても
喜ばれるとされています。

花言葉を添えて大切な方へ
贈ってみてはいかがでしょうか。