お子さんが成長する段階にある
膝の痛み「成長痛」があげられますね。
成長の証でもあるので喜ばしい反面、
痛そうなので不憫でもあり、心配でもあります。
成長痛の対処法や治療について
今日はご紹介したいと思います。
Sponsored Links
成長痛の膝の痛みの症状は?痛みの出る場所は他にもある?
成長痛は成長期のお子さんが通る悩みの1つですね。
成長痛の痛みは主に「膝」ですが、
下肢や足のかかとや股関節、足の甲部分
といった脚に起きるのが特徴です。
痛みは持続するものではなく
一般的には30分ほどで、
5分程度の痛みが起こっては治まりをくり返し、
長くても1時間ほどとされていますが、
個人差もあるのであくまでも目安です。
成長痛は正式には「骨端症」や
「シーバー病」という名があり、
成長に関係している骨組織の障害から
「成長痛」と呼ばれる様になりました。
本来は筋肉疲労と筋肉の緊張で起きます。
成長期に起こる骨の伸びと
筋肉のテンションが強まる事で、
骨の端つまりは靭帯に負担がかかるのです。
また、4~8歳の男児に多く発症する
「ペルテス病」というものもあります。
痛みを伴わない事もあり放置すると
将来的に歩行困難になる病です。
成長痛に類似していますが、
脚を引きずる様なしぐさが特徴的なので、
見過ごさないことが大切です。
厳密には10歳くらいまでは成長痛、
これを過ぎるとジャンプやランニングなどで
膝蓋腱に強く引っ張られスネから剥がれる様に
骨が浮く「オスグッド・シュラッター病」
という症状になります。
Sponsored Links
成長痛の膝の治療は?対処法はストレッチやサポーター!
成長痛は疲労回復が不完全な状態で、
多くはスポーツのやりすぎが原因!
とも言われています。
「成長が止まれば治る」
と診断結果を受ける事があります。
しかし、このままでは疲労や疼痛は起きたままです。
疼痛がある場合は「安静」が大事!
部活動や習い事もストップさせたほうがいいです。
負荷を軽減させるためにサポーターを付けるのもよいですが、
付けると痛みが軽くなり動かしてしまいがちなので、
サポーターを装着しつつ安静にし
様子を見る事が必要です。
時にはアイシングなどを行うと
痛みが和らぐこともあります。
冷湿布や消炎鎮痛剤の服用なども
自己判断ではなく
用法用量を守って使用すれば有効です。
整体やストレッチなどが効果を
発揮することもありますが、
いずれもスポーツ整体などの専門士の
指導の元、正しく行うようにしましょう。
大人も成長痛で膝に痛みが出ることもあるの??
大人になっても
成長痛と同じ様な痛みが脚に起きたり、
肩から指先の間で骨が伸びる様な痛みを
感じる方がいらっしゃいます。
もう成長という様な年齢でもなく、
痛むのはもちろん成長痛ではありません。
そのほとんどは筋肉疲労であることが多いです。
しかし、稀に心的要因で「痛み」として感じるケースや
何らかの病気が関係していることもありますので、
「受診するほどの痛みではない」
などと自己判断せず、
きちんと受診されることをおすすめします。