皮膚を守るためにできた爪。
「第二の皮膚」と言われ爪の色や形で
健康状態がわかると言われています。
爪をよく見てみたら青い色をしていた場合、
身体にはどのようなことが起きているのでしょうか?
今回は青い爪が表すサインについてご紹介します。
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爪が青い原因は重度の貧血のサイン!?
爪が青いという異変が起きる原因の1つに
貧血が考えられます。
貧血で血流が悪く体の先にある爪まで
血液が届いていなこと、十分な酸素が届いていないためです。
そのため貧血のサインにより、
その青さは白っぽく表れます。
また貧血による症状としては爪が青白くなる他にも、
めまいやふらつき、体のだるさなどがあります。
もしも今まで貧血と言う自覚がなかった方で、
爪が青い以外にこのような症状がある場合は注意が必要です。
貧血にはいくつか種類がありますが、
一般的に多いのは鉄欠乏性の貧血です。
自分でできる改善方法としては、
食事で積極的にビタミン+鉄分など同時に摂取することです。
鉄分が多い食品には、
レバー・ひじき・ほうれん草・干しブドウなどがあます。
ビタミンが多い食品には、
ピーマン・キウイフルーツ・イチゴなどがあります。
無理な食事制限をせずにバランスの良い食事を摂取し、
吸収率をアップさせましょう。
また爪が青くなる方の中は、
元々冷え性であるというケースも見受けられますので、
身体を冷やさないよう心がけることも大切です。
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爪が青いのは心臓や呼吸器の疾患など病気かも?
心臓や肺などの呼吸器の疾患により、
全身の血流が悪く酸素が送れなくなるチアノーゼと言う
症状のために爪が青くなることがあります。
例えば心臓に疾患がある場合、
心臓からきちんと血液を送ることができず、
身体の末端まで酸素を十分に届けられないことがあります。
そして呼吸器に疾患がある場合、
十分な酸素を取り込めないために血液から届ける
酸素自体が少なくなってしまうこともあります。
酸素を身体中に運んでいるヘモグロビンは
本来、赤いのですが血流が悪くなることで
酸素を含まなくなるとヘモグロビンが青くなります。
この場合の爪の青さは紫がかったものになります。
チアノーゼは血液を送る心臓から離れている部分に出やすく、
身体の末端にある爪にその症状が表れるのです。
こういった心臓や呼吸器疾患が原因の場合、
爪が青紫色になる他にも軽いん運動で息苦しくなったり、
全身のだるさや胸の痛みを伴うことがあります。
なかなかチアノーゼが回復しない場合は、
医師による治療や経過観察が必要になります。
自己判断をせず、なるべく早めに医療機関にかかりましょう。
爪が青く線がでると肝臓が悪いかも!?
体の冷えによる肝臓への負担や慢性肝炎・肝硬変など、
肝臓の疾患が原因で爪が青白くなることがあります。
肝臓は血液の貯蔵、再生、解毒など
人間の体にとって重要な役割を持つ臓器である一方、
「静かなる臓器」とも言われ自覚症状が表れにくく
疾患に気づきづらい傾向があります。
肝臓疾患が進むと白濁した爪になり、
さらに重症化することで表面に縦筋のしまや黄色いく変わってきます。
肝臓疾患の場合、爪の青白さだけでなく
体が疲れやすかったり、だるさを感じたり、
皮膚や白目に黄疸の症状が出ることがあります。
肝臓への負担を減らす自己対処としては、
アルコール摂取や高脂肪の食事を控えることなど。
バランスの良い食事を心がけることと、
質の良い睡眠をとることなどがあります。
ただし肝臓疾患が疑われるケースでは、
医師の治療が必要になります。
爪の異常が続いたり爪以外の体調不良が続くようであれば、
早めに受診することをおすすめします。