古くから庭木として人気があり、
その実は初夏の楽しみとなる「びわ」
びわにはとても体によい効果・効能があり、
古くから民間薬としても使われて来ました。
今日はびわに注目し、
その効果や効能についてご紹介したいと思います。
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びわの栄養に含まれてる効能やその効果とは??
びわは昔より「魔法の木」などと呼ばれ、
民間療法でも様々な使い方をされてきました。
主な効能は、疲労回復、咳、痰、食欲増進、
暑気あたりや利尿、あせも、皮膚炎など。
実には果物の中でもトップクラスを誇る
βカロテンを豊富に含み、ビタミンBや
リンゴ酸、カルシウムやクエン酸、鉄分
といったビタミンやミネラルが含まれています。
風邪などで喉の調子が悪い時、咳が出る!
といった場合にもびわの実を食べるとよいでしょう。
また、びわの果汁とともに、びわの葉と
氷砂糖を加えて弱火で煮詰めたものには
咳や肺を潤して咳を抑える働きがあります。
花にもそうした効果を持ち、
びわの花は秋から冬の寒い季節に開花します。
風邪の流行る季節なので利用してみるとよいでしょう。
びわの花を10gと水に15分浸した物は、
鼻水や頭痛を緩和する働きがあるといい、
花をはちみつに漬けたものは咳止め効果があります。
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びわの葉や種にも優れた効能や効果が!?
びわは実や花だけではなく、
葉にも多くの効能を持っています。
「びわの葉茶」などとして
お茶としても親しまれて来ました。
ただ飲むだけではなく塗り薬としても使われ、
さらには入浴剤としても利用が出来ます。
びわの葉の効能は、
風邪予防や疲労回復、食欲増進、利尿など!
煎じた汁にはお茶として飲む他に、
夏バテ防止におすすめです。
また、びわの葉を煎じた汁をガーゼなどで浸し、
湿布をするとあせもや皮膚炎の改善、
お風呂に入浴剤として煎じた汁を入れれば
あせもなど皮膚トラブルの予防になります。
そして捨ててしまう種にも注目!
種の中身は杏仁豆腐の「杏仁」として使われていますが、
ガンやぜんそく、肝硬変や糖尿病といった
慢性的な病に対して薬効があるといいます。
びわの葉エキスは効果や効能がさらにアップ!?
古くよりインドでは
びわの実や葉に対して「万病を癒す植物」として
日本同様、様々な方法で使われて来ました。
びわの葉を煎じるのもよいのですが、
エキスとして抽出したものはより薬効が高いです。
これまでの効能はもちろんですが、
胃もたれや口内炎や歯痛などの口腔内のトラブル、
腰や肩の痛みの緩和や虫さされ、
火傷、美肌効果に水虫、育毛など・・・
実にたくさんあります。
「びわの葉エキス」というものが漢方薬局や
時にはドラッグストアに売っているので、
1つあると色々と便利に使えそうです。
水に薄めてうがい薬など、風邪予防などにもいいですね。
また、免疫力アップや血の浄化、
アトピー性皮膚炎の痒みの緩和などにも有効とされています。