ゴマのような風味と
ピリッとした辛みが特徴のルッコラ。
名前は聞いたことがあるけど自分で買うことが
少ないという人も多いかもしれません。
身近なようで詳しいことは分からないという方に!
今回はルッコラの栄養と効果、
食べる際の注意点と併せてご紹介します。
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ルッコラってどんな食べ物??
ルッコラはアブラナ科の1年草のハーブで、
現在は1年を通して栽培・出荷されています。
元々は温暖な気候の地中海が原産のハーブです。
そのため日本での旬は、
地中海と似た時期となる春や秋頃となります。
日本では1990年代に急速に広がりましたが、
古代ギリシャや古代ローマでは食用として栽培されており、
媚薬効果・壮健効果が期待されていたようです。
さらに古代エジプトでも、かのクレオパトラが美しさを
維持するために積極的に食べていたそうです。
日本ではサラダのトッピングとして
使われることが多いルッコラですが、
イタリアでは野菜として位置づけられてます。
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ルッコラの主な栄養と3つの効果・効能
様々な栄養素が含まれており
積極的に摂りたい食材であるルッコラ。
主な栄養素とその効果・効能には
以下のようなものが含まれてます。
・β-カロテン
ルッコラには100g中360µgのβ-カロテンが含まれており、
この成分は体内に取り込まれることでビタミンAに変化します。
この栄養素は皮膚の新陳代謝を促進することによる
美肌効果、粘膜を丈夫にしたり、他にも夜盲症の
改善・防止などの効果があると言われています。
さらに、体の免疫力維持に適度に必要な活性酸素が、
過剰に増えないよう抑制する効能もあり、
ガンや動脈硬化の予防にも効果があると言われています。
・鉄分
ルッコラには100g中1.6mgほどの鉄分が含まれており、
鶏・豚のレバーが苦手だという人にもおすすめできる食材です。
妊娠から産後の女性や貧血気味な方だけでなく、
お肌のターンオーバーを促す効果もあるため美肌も期待ができます。
鉄分はミネラルの1種であり五大栄養素の1つですが、
体内で作ることができない成分であり、
飲食物からしか取り入れることができない栄養素です。
ルッコラには鉄分の他にも、
カリウム(100g中480mg)・カルシウム(100g中170mg)・
マグネシウム(100g中46mg)などのミネラルが含まれています。
・ビタミンC
ルッコラにはビタミンCも豊富に含まれており、
その量は100g中66mgとホウレンソウの約2倍と言われています。
ビタミンCは老化防止や美容に効果があると言われる成分で、
皮膚や骨を強くするコラーゲンを作る際に必要な成分でもあります。
さらに抗酸化作用も高く、生活習慣病の予防にも効果があります。
ビタミンCなど熱に弱い成分も含まれているルッコラの栄養を、
余すところなく摂取したい場合、
一番適している食べ方が生食になります。
サッと火を通すくらいであれば栄養面に問題はない様なので、
火を通す場合は完成間際に加えると良いでしょう。
ルッコラは妊娠中にもおすすめ?食べ過ぎはダメ??
ルッコラには色々な栄養素が入っており、
幅広い世代におすすめの食材です。
食べる物が気になる妊娠中でも
ルッコラには鉄分や葉酸が含まれているので、
妊娠を希望している方や妊娠初期の方にもおすすめです。
一方で、ルッコラにはレタスの2倍程、硝酸塩濃度が高いため、
ヨーロッパなどでは1日の摂取目安量は50gまでとされています。
栄養が豊富だからと食べ過ぎない様に、
他の食材を合わせて適量を食べるようにしましょう。
また、ルッコラに含まれるビタミンKは
血液を凝固する作用があるためワルファリンの血液を
固まらないようにする作用を弱めてしまう可能性があります。
そのため治療などでワルファリンを
服用している方も摂取には注意しましょう。
さらにハーブなどの植物にアレルギーを持ってる方は、
ルッコラを食べた時に口の中が腫れたり、舌の痛みや喉の痺れなどを
引き起こしてしまうことがあるので注意しましょう。
栄養豊富なルッコラは適量を積極的に摂取し、
ルッコラの栄養効果を満遍なく頂きましょう。