漬物などにした食べられる野沢菜。
あまり知られてないかもしれませんが、
野沢菜には素晴らしい栄養を多く含んでいます。
おにぎりの具材や漬物など、
いろいろと活躍する野沢菜に今回は注目!
その栄養や効能、旬な時期やカロリーなどについて
ご紹介していきたいと思います。
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野沢菜の栄養!旬な時期やカロリーは?
野沢菜は長野県の野沢温泉村を中心に作られた
アブラナ科アブラナ属の野菜。
別名、信州菜とも言います。
旬な時期は11~2月にかけてです。
地元以外であまり見かけませんが、
実は生の野沢菜の栄養がすごいんです!
まず食物繊維はレタスの3倍!
腸内のデトックスをしてくれます。
皮膚や粘膜の調整をしてくれる
カロテンやコラーゲンを生成するビタミンC。
味覚や髪に良いといわれる亜鉛、
血圧を調整し水分のバランスを整えてくれる
ナトリウムやカリウムも豊富です。
そしてカロリーはなんと100gでたったの16kcal。
こんなに素晴らしい栄養素を持った野沢菜ですが、
生で手に入れるの地元以外では難しいです。
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野沢菜の漬物の効能や効果にも注目!カロリーの変化は?
まず、漬物のカロリーを見てみましょう。
野沢菜漬は100gで18kcal。
生とほとんど変わりありません。
きゅうりの塩漬けや白菜漬けと同じくらいです。
漬物なので、塩分は多少多いですが、
そこが野沢菜のすごいところ!
野沢菜に含まれる豊富なカリウムには
余分な塩分を排出する効果があります。
また、お茶と一緒に食べる事でがんの原因にもなる
活性酵素を抑える抗酸化作用がとても強化されます。
そして、野沢菜漬は植物性乳酸発酵菌による発酵食品です。
この乳酸菌は生きたまま腸まで届き、
腸内環境を整え、免疫力を向上させます。
血行促進や、アトピー、花粉症にも効果があり、
肌荒れ改善にも良いと言われます。
長寿の県といわれる長野県。
何か関係があるのかもしれませんね。
生の野沢菜と漬物では栄養に違いはあるの?
生の野沢菜とお漬物にした時の栄養素の違いについてですが、
減る成分はカリウム、リン、鉄とカロテン以外のビタミン類。
ですが、どれも微減です。
他は同じかむしろ増えます。
生の野沢菜とほぼ同じ栄養素、もしくは少し上と言えます。
特に大きく増えるのはカロテンとナトリウム。
カロテンは美肌、成長促進、がん予防の効果があり、
ナトリウムは体の水分量、浸透圧を調整してくれます。
雪が積もる前に収穫し、漬物にする事で
食べ物が少ない冬の栄養源となった野沢菜。
つくづく思いますが先人の知恵は本当に素晴らしいです。
せっかく受け継いだこの食文化をこれからも引き継いでいきたいですね。
厳しい環境で育った野菜は栄養が豊富。
できれば味も違うといわれる長野産の野沢菜を食べて下さい。