野菜の中でもその甘さから
好きな人も多いであろうかぼちゃ。
さらに赤ちゃんの離乳食でも
早い段階から出すことができますし、
赤ちゃんにとっても
強い味方になりえる野菜でしょう。
今回は誰もが食べやすいかぼちゃの栄養や効能、
ダイエット効果などについてみていきましょう。
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かぼちゃの栄養にはどんな効能や効果があるの?
かぼちゃは豊富な栄養素を誇る野菜ですが、
その中で最も含有量の多い栄養で
注目すべきは「βカロチン」です。
・βカロチン
免疫力を高める作用があり、免疫力が高くなることで
体内に侵入してくる有害な細菌などを壊す働きをします。
このように抗ガン作用があるほか、抗酸化作用の働きも持っています。
赤ちゃんも母親からもらった免疫も
5~6ヵ月すれば徐々に切れてきますので、
そういった意味でも免疫力を高める食べ物は
積極的に摂取したいものです。
・ビタミンA
皮膚や目の粘膜などを健康に保つ働きがあり、
不足してしまうと風邪をひきやすくなります。
さらに不足状態が続くとガンが発生しやすくなるとも
言われていますので積極的に摂取していきたい栄養素です。
・ビタミンB1
疲労回復に優れた栄養素です。
エネルギー不足になるとイライラしやすくなる!
といった状態になるのですが、
日本人の食生活は不足しがちになりやすいそうです。
・ビタミンB2
体の発育を促す重要な栄養素です。
最近急増している糖尿病・生活習慣病・高血圧を
予防する働きをもっています。
体内でとどめておくことができませんので、
毎日摂取することが望ましいです。
・ビタミンC
ご存知の方も多い栄養素ですが、
美肌や風邪の予防、ガン予防に効果があり、
かぼちゃはビタミンCを豊富に含んでいます。
しかし2~3時間でなくなりますので
朝昼晩の食事で摂取していくと良いです。
身体の内側だけではなく
実はやけどにも効果があるとも言われており、
すりおろしたかぼちゃをガーゼに塗って
湿布を貼るとかなりの効果を得ることができるそうです。
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かぼちゃにはダイエット効果もあるの?気になるカロリーは?
かぼちゃのカロリーは
200gあたり180kcalです。
ご飯をお茶碗1杯分食べるより
断然低カロリーですよね。
気になるかぼちゃダイエットですが、
韓国で「国民の妹」と呼ばれるほどの人気を誇るアイドルが
かぼちゃダイエットにより-10㎏の減量に成功し一躍有名になりました。
晩御飯をかぼちゃに置き換え、
間食もかぼちゃにするといったダイエットなのですが、
一体なぜダイエット効果があるのか?
それはβカロチンが大きなポイントで、
脂肪燃焼効果をも含んでいるからだそうです。
1ヶ月で2~3キロの減量が可能のようですが、
濃い味にしすぎないように薄味を心がけないと
カロリーが高くなりますので注意してください。
かぼちゃの種や皮にも栄養効果はあるの?
調理する前に種を捨てている人は
多いと思いますが種もかなり優秀なのです。
かぼちゃの種には不飽和脂肪酸が
たくさん含まれています。
・オレイン酸
生活習慣病や高血圧に効果があるとされる成分で、
悪玉コレステロールの数を減らす優秀な成分です。
・リノール酸
高血圧や動脈硬化に効果がある成分ですが、
過剰に摂取してしまうと血栓の原因の1つに
なりますので注意が必要です。
これらの他に、前立腺肥大の抑制、骨粗鬆症の予防、
頻尿などにも効果があります。
皮にいたってはそのまま一緒に
食べる人は多いと思うのですが、
実は皮やワタのほうがβカロチンを
多く含んでいる優秀な部分です。
国によってはかぼちゃの葉っぱやつるも
食べるほどまるごと食べきれてしまう素晴らしい野菜。
まずは種を捨てずに活用していってみましょう!