メイン料理の添え物としてのイメージが強いパセリ。
イタリアンやトマト料理に使うイメージが強いバジル。
具体的にどう違うのかご存知でしょうか?
どちらもハーブですが、食卓に添えるには少し馴染みが薄く、使うのにためらっているという方もいるかもしれません。
そこで今回は、パセリとバジルの栄養と効能、使い分け方やおすすめレシピなど、2つのハーブの違いを3つ紹介します。
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パセリとバジルは栄養と効果・効能が違う??
まず最初に、せり科のパセリとシソ科のバジルのそれぞれの栄養と効果・効能の違いを見ていきましょう。
料理の彩りとして添えられることが多いパセリですが、実は含まれている栄養素は豊富で、中でも『鉄分』の含有量が多く100g中7.5mgも含まれています。
鉄分は貧血予防や改善に効果が期待できる成分であり、貧血気味の人には積極的に摂取してほしい栄養素になります。
2つめに注目するべき栄養素は『ビタミンC』で、鉄分の吸収促進や疲労軽減、免疫力アップの効果が期待できます。
ビタミンCは水に溶けやすいのが難点ですが、生で食べることが多いパセリなら、より効率的に摂取することが可能です。
3つめは抗酸化作用がある『βカロテン』で、ウイルスの侵入を防止する効果や粘膜などの健康を保つ効果が期待できます。
さらにβカロテンは体内で『ビタミンA』に変わるため、目の機能を強化する効果も期待できると言われています。
次にバジルには、どのような栄養と効果・効能があるのでしょうか。
バジルにもパセリ同様『βカロテン』が含まれている他、『ビタミンE』や『ビタミンC』などの抗酸化作用を持つ成分が多く含まれています、
老化防止が期待できる成分として、美容に関心が強い方の間ではよく知られている栄養素であり、体内の活性酸素を抑制する効果が期待できます。
またバジルの香り成分である『リナロール』や『オイゲノール』には、鎮静作用があり不安な気持ちを鎮静しリラックス効果があると言われています。
さらにバジルの香り成分には、食欲や消化を促進する働きがあると言われており、胃の働きを正常に戻したり胃を健康にする効果が期待できます。
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パセリとバジルの使い分け方は??
ハーブは風味や香りをつける役割を持っているので、色々試してみて自分の好みを見つけてみるという使い方がおすすめです。
一般的には、パセリは食材の臭みを消し爽やかな香りづけをすることを目的として使われることが多く、魚介系の料理に使われることが多いと言われています。
一方のバジルは、料理にバジル特有の個性的な香りや味付けを目的として使われることが多いと言われています。
またパセリは使う際にみじん切りにして使用することが多く、バジルは葉そのままやちぎって使うことが多いため、料理の視覚的な違いも出てきます
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下記動画では、水耕栽培での野菜の育て方が紹介されています。
畑がない、ベランダ菜園をしたくてもスペースの確保が難しいなど、色々な問題で断念していたという方は必見です。
キッチンハーブとも言われるパセリやバジルも、水耕栽培で育てればいつでもお料理に使うことができますよね?
ぜひ参考にしてみてください。
パセリとバジルを使ったおすすめレシピ
パセリはメインの彩りとしての添え物の印象が強く、バジルはイタリアンなど料理の風味づけというイメージが強いかもしれません。
では、パセリとバジルそれぞれをメインにした時、どのような違いが出るのでしょうか?
この項目では、素材の味を楽しめる『サラダ』のレシピをパセリとバジルで紹介します。
パセリのサラダ
- プチトマト(6個~8個)は1/4にカットし、パセリ(5株程)は茎を含めてざく切りにし、よく洗ってしっかり水気をきっておきます。
- ボウルにマヨネーズ・ゴマ油(各大1)・醤油(小1)・塩またはクレイジーソルト(少々)を入れよく混ぜ、ツナ缶(1缶)も加えさらに混ぜます。
- ②に①を加え、全体をよく和えたら完成です。
バジルのサラダ
- プチトマト(10個~15個)を半分にカットし、バジル(10枚~15枚)は適当な大きさにちぎります。
- ボウルに①・オリーブオイル(大1)・塩(2つまみ)・コショウ(少々)を入れ、混ぜたら完成です。
※ 食べる直前にもう一度和え、器に分けたらパルメザンチーズをお好みでかけて食べるのがおすすめです。
パスタやソースだけでなく、パセリとバジルをメインで味わえるサラダのレシピを紹介しました。
それぞれの違いを楽しみたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。