暑い時期なら納得できる汗
ですが寒いのになぜか汗をかいてしまうという方も少なくないのではないでしょうか?
更年期なのか?と悩んだり心配している方もいるかもしれません。
寒いのに汗がでる症状は冷えによる可能性があります。
適切な方法で対策をとることで改善できるケースがあります。
そこで今回は寒いのに汗をかく原因として考えられる
冷えの症状を年代別にご紹介します。
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寒いのに汗をかくのは「冷え」が原因?
夏の暑い時期に汗をかくのは想定内ですが、
寒いのに汗をかいてしまうことに疑問を抱いている方もいるのではないでしょうか?
中高年にさしかかった女性の場合、
更年期かもと考える方もいるかもしれません。
しかし、20~30代など年齢的にまだ更年期を迎える年代ではない方にも
そういった現象が起こることがあります。
そういった方の場合「プレ更年期」を疑う方もいるかもしれませんが、
実はその現象は「冷えのぼせ」という冷え性の1種。
プレ更年期は勘違いであることが多く、
冷え症のより重い症状である可能性が高いと考えられます。
汗をかく以外の自覚症状がないことが多く、
なかなか冷えのぼせであることに気づきにくいです。
下記の項目を確認しチェック!
- 上半身に冷えは感じないが、手足が冷たい
- 手足は冷たいが、頭がぼーっとし暑く感じる事がある
- 運動後や気温上昇後に、上半身がカーッと熱くなり大量の汗が出る
- 自覚症状として「冷え」を感じることはないが、冷たいものを摂取するとトイレが近くなる
- 手のひら・足裏にじとっと汗をかく
上記5つの中に1つでもあてはまれば冷えのぼせである可能性が高く、
チェックが複数になるほど症状が重いと言えます。
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年代別で「冷え」の症状も違う?
冷えのぼせの原因は体のメカニズムとして、
体が冷えることで「血行不良型」の冷えが起きます。
それが続くと体の末端がむくむ「水分代謝異常型」の冷えが生じます。
しかし、手足などの末端が冷えても頭の温度は下がらないよう
本能的に体が調節を行うため、血行不良・水分代謝異常による
末端の冷えと頭部の温度差が開いていき冷えのぼせという症状が起きるのです。
その結果、一定の体温を保持するために交感神経と副交感神経が
通常より働くことになり、自律神経が乱れていくことに繋がっていきます。
言い換えると冷えのぼせとは、「自律神経失調型」の冷えと言えるでしょう。
なるべく早く「冷えのぼせ」の対処を行いたいところですが、
汗以外の自覚症状がなかったり、年代によって体に起こる症状が違います。
20代
生理痛・生理不順など女性特有の症状の他に、
肌荒れや抜毛、髪の毛が切れるなどの症状が表れます。
さらに二枚爪やささくれなど、手先にも症状が起こります。
30代
20代で起こる症状の他に、
めまい・耳鳴り・頭痛などが起こることがあります。
また、関節が腫れやむくみなどの身体的な症状や
プレ更年期と間違いやすい大汗をかくといった症状が起きやすくなります。
40代~
不眠・息切れ・動悸などの他、
不安感を覚えるようになったりすることがあります。
年を重ねることで冷えが子宮や膀胱に集中することで、
トイレに行く回数が減ったり逆に近くなるなどの症状が生じやすくなります。
寒いのに汗をかく原因「冷え」の対策と注意点
寒いのに汗をかく原因である冷えのぼせの対処方法。
コツは体の中の冷えているポイントと、
ほてっているポイントに効果的にケアを行うことです。
冷えているポイントは改善するため日常的なケアが必要になりますし、
ほてっているポイントは一時的なケアを行いほてりを冷ましてあげましょう。
まず、ほてりを感じやすい部位として、
顔・ワキ・手足・足先などが挙げられます。
この箇所の熱を逃がしてあげることが大切になります。
冷えのぼせが重くなるとのぼせやすくなり
お風呂に浸かれなくなることもあります。
そういう場合は、おなか・おしり・足首などを
部分的に温めてあげると良いでしょう。
一番の温めポイントは、頸動脈が通っている首の後ろです。
首は頭を支える大きな筋肉もあり、ここを温めることで
効率良く血液を温めることができ体中に循環させることができます。
一方で冷えのぼせの対策として注意しなければならないのが、
長時間の入浴・肩から首を冷やすこと・首がつまった衣服を着用することの3つです。
入浴は体を温める効果があり一見良いことにも思えますが、
その前にのぼせたりめまいを起こす原因となりかねません。
また、肩全体から首を冷やすことで自律神経を乱してしまう恐れがあり、
体全体の冷えを招いてしまうことがあります。
そして首がつまった衣類は、のぼせた際に汗を逃がすことができないため
かえって体を冷やしてしまうことへと繋がります。
冷えのぼせの場合、
おもむろに温めてしまうと逆効果になることがあります。
寒いのに汗をかいてしまう症状が冷えのぼせによるものなのかを
チェック項目などで確認し、適切に対策していきましょう。