喉は痛いし熱が出るなぁ・・・
鏡で口の奥を覗いてみたら真っ白！

主に風邪などで起こる事がありますが、

ここまで来ると水分ですら
喉を通ると痛みが走る！

なんて経験された方もいらっしゃると思います。

扁桃腺が白くなるには？
取る方法は？？

今日は、白い状態の扁桃腺について解説します。

扁桃腺が白くなる原因は？喉の痛みがあるときは病気？

喉に起きる病気はたくさんあります。

その中でも主に扁桃腺が白くなる原因として、
風邪やインフルエンザが多くあげられます。

舌の奥左右に見える半円型の膨らみ、
これが扁桃腺で、

ウィルスや細菌によって赤く腫れること。

これを

・扁桃炎

・急性扁桃炎

・慢性扁桃炎

とされ、耳鼻咽喉科で治療を受けます。

扁桃腺周辺や扁桃腺・喉に白く出来るもの。
これは「膿栓」で別名「臭い玉」ともいわれ、

白血球や細菌の死骸が
白く固まり付着しているものです。

扁桃炎で出来た膿栓は臭いを放つため、
白いものが出来た場合には口臭がきつくなります。

膿栓が出来る原因としては

風邪など以外にもあり、虫歯があったり、
ストレスなども関係しているとされています。

白い扁桃腺を取る方法は？イソジンって効くの？

膿栓は、扁桃腺のくぼみに出来る事が多いです。

本来であれば医師にて
吸引してもらう方が良いですが、

完全に取りきれない奥の方は、
イソジンでのうがいがすすめられます。

イソジンうがいは、他の常在菌をも
死滅させると言われますが、膿栓がある場合には

口の中を清潔な状態を保つ事によるので
ここでの使用はアリだと思います。

他に強めのシャワーを喉の奥に当てるや、
綿棒などで取るといった方法もありますが、

周辺の粘膜を傷つけるといった恐れもあるので、
うがいか、病院で取り除いてもらう方が安全です。

除去時の治療費自体は保険も適用されるので
さほど高額なものではありません。

※事前に病院に問い合わせてもよいでしょう。

扁桃腺が白いまま！治らない場合は？

膿栓が長期化する場合、
腎臓の疾患を起こす可能性があります。

他、腎臓疾患をお持ちの方が
膿栓が出来てる状態である場合は、

『Iga腎症』と診断されている事が多く、
中でも膿栓とｌｇａ腎症は密接な関係があります。

部位が遠いし、機能も全く異なる気管ですが、
扁桃腺に炎症を起こす事で

原因菌を攻撃する『Iga』という物質が
扁桃腺に形成されます。

このｌｇａという物質が作られる量が多くなると
扁桃周辺はおろか、血液に乗って体全体に広がって行きます。

最終的には腎臓に集まり、
腎臓をも攻撃する恐ろしい物質です。

これが原因で腎機能、最終的に腎不全となり
そうなると命も脅かすこととなります。

Iga腎症は生涯治らない病気とされていましたが、

現在では扁桃腺摘出とステロイド投薬療法で
早期の段階では治癒を目指せる様になりました。

長期化している扁桃腺炎や膿栓、
腎臓が弱い方はご注意を・・・。