まだ気温は寒いけど、
日差しが温かく感じる早春時期に
ひょっこり顔を出す”ふきのとう”
古くより、その香りとほろ苦い味は
春の味として珍重されて来ました。
てんぷらやみそなどにして楽しみますが、
ふきのとうの栄養ってどんなものでしょうか?
春の恵み、ふきのとうの栄養などについてご紹介します。
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ふきのとうの栄養や効能は?
ふきのとうの気になる栄養成分。
特に注目したい成分は「カリウム」
とても豊富で
可食部100gあたり740mg含んでいます。
体内の余分な塩分を
体外へ排出する働きを持っていて、
高血圧やむくみを取り除く作用があります。
また、独特な苦味は、
・アルカノイド
・ケンフェール
という成分で、アルカノイドは肝機能を
強化し、新陳代謝を促します。
ケンフェールは活性酸素や
発がん性物質を抑制する働きがあります。
芳醇な香りはフキノリドという成分で、
胃腸の働きを促進したり、
健胃効果があると言われています。
また、カロテンも含んでいて、390μg、
レタスよりも豊富です。
葉酸も160μg含み、
大根葉や小松菜よりも多く含みます。
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ふきのとうの栄養を効果的に摂取する食べ方と下ごしらえは?
ふきのとうはとてもアクが強い山菜です。
食べる前にはアク抜きが必要です。
ただ、天ぷらにする際は、
アク抜きは必要ありません。
アクの強さにより、
包丁で切ると断面が茶色く変色するので
切ったらすぐに水に浸しておきましょう。
食べ方としては代表は天ぷら!
綺麗に広がる様に丁寧に開き、
色が変わったところがあれば取り除きます。
長期保存できるものとして、
ふきのとう味噌がおすすめです。
アク抜きをした後、熱湯で茹でてから
細かく刻み、味噌とみりんなどで合わせて
一緒に炒めまとめたら完成です。
ふきのとうでアレルギーが出ることも!?その他、保存方法は?
ふきのとうを食べた後に、
喉に違和感を感じたり蕁麻疹が出たり、
腹痛などを訴える事がありませんか?
ふきのとうでのアレルギーが考えられます。
原因はふきのとうの雄花の花粉によるものです。
雌花やふきのとうの周りにある
苞(ほう)にはアレルギーはありません。
花粉は熱や酸・アルカリに強いため
調理をしてもアレルギーを起こします。
好きな方には辛いですが、
周りの苞(ほう)だけであれば食べられると思いますが、
花粉が付いていればアレルギーは起こります!
山菜採りなどでたくさん採った時は
アク抜きをした上で冷凍保存が出来ます。
ふきのとうを水洗いし汚れを取ったら、
鍋にふきのとうがかぶる程度の湯を沸かし
重曹を小さじ1/2程度を溶かし
ふきのとうを入れ1分程茹でます。
冷水にとり水を変え、
水が透明になったらザルにあけて
水分を絞りフリーザー袋に入れて冷凍します。
色鮮やかなまま冷凍が可能です!
天ぷらなどは難しいですが、
味噌や炒め煮などなら手軽に使えますよ!