水泳を始めて肩が痛む症状が
出ている方はいませんか?
もしかしたら『水泳肩』かも!?
水泳による肩の故障について
どういった症状か?原因は?
水泳肩について詳しく解説します。
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水泳肩による痛みの原因やその症状は?
水泳肩の原因は”泳ぎ過ぎ”
「オーバーユース症候群」と呼ばれています。
泳ぎ過ぎによる肩の腱が肩甲骨などへ
ぶつかり、炎症を起こしている状態です。
水泳は前へ進むために腕の運動が不可欠で、
ビート板などで脚の動きだけであった場合は、
それほど早く進まない事でもわかると思います。
腱が周辺にぶつかる事で血液循環が悪くなり、
炎症を引き起こすとその部分が厚くなり、
さらに摩擦力が増す事で
肩関節の痛みを発症させます。
主な症状として肩の痛みですが、
・ぶつけた覚えなどもなく痛みがある
・体重をかけると痛みを生じる
・肩を指などで押すと痛みが走る
病状が進み重くなると、
・腱板損傷
・インピンジ症候群
などといった症状を発症し、
腕を動かしただけでも肩に痛みが走ります。
夜間に痛みがあったり、肩が痛んで腕が動かせない!
といった可動域制限がある場合には
最も注意が必要になります。
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水泳肩の治療法や予防方法は?
水泳肩の治療方法は痛みが軽度である際は、
練習前にしっかりとストレッチを行います。
肩から上肢、手先まで入念に、
血の巡り筋肉をほぐし
体を温めてからトレーニングに入りましょう。
終わった後はアイシングを行い、経過を見てください。
受診する場合は整形外科への受診でもよいですが、
スポーツ整形外科への受診が尚よいでしょう。
治療法は、運動制限やアイシング、
抗炎症剤の服用とステロイド関節注射や
ヒアルロン酸関節注射といった治療を
並行し、回復の様子をみます。
腱板断裂などの可能性がある場合は
この治療までではありません。
予防策は、自分自身に合った
トレーニングの見直しや、フォームの見直しが必要です。
水泳肩のリハビリやストレッチのやり方は?
リハビリやストレッチは
痛みがあるうちは無理に行わない方がよく、
医師やスポーツリハビリトレーナーの
指導の元、適切に行いましょう。
スポーツリハビリテーションのトレーニング計画では、
腱断裂が無ければ行う事が出来るとされています。
第一段階としてフォームのチェックと
基本的にはキックなどの練習へ変更や、
痛みが出ない範囲での
チューブを使ったサイドレイズ
第二段階として痛みが治まって来ても
ストレッチやチューブトレーニングを行い、
肩甲骨周辺を使用する
スカーリング動作を取り入れたり、
インナーマッスルの強化を実施。
第三段階では肩甲骨周辺の筋肉が
強化されていればアウターマッスルを伴った運動を行い、
ウォーミングアップとして
第二段階で行った内容を実施、
軽いスイムトレーニングを
入れてもよいとされています。
なお、飛び込みなどは
肩への負担がかかるので配慮が必要で、
最終的に負荷を少しずつあげていきます。