歯周病の初期段階に
”歯肉炎”があります。
しかし、歯肉炎は様々な原因で起こり、
その場合に治療も異なります。
歯肉炎の治療方法について取り上げ、
解説したいと思います。
Sponsored Links
歯肉炎になる原因は薬!?その症状は?
歯肉炎とは歯茎に炎症を起こし
進行すると歯槽骨という歯を支える骨が
溶けて歯が抜け落ちる場合があります。
しかし一概に
「歯肉炎」といっても原因は様々です。
単純性歯肉炎
歯垢(プラーク)が原因。最も多い。
複雑性歯肉炎
妊娠性や急性壊死性、慢性剥離性など
といった全身性因子や、特殊因子が元であったり、
てんかん・狭心症薬の副作用で発症することもある。
妊娠性歯肉炎
女性ホルモンの影響により発症。
急性疱疹性(ヘルペス性)歯肉炎
発熱やリンパ節の腫れ、
口内に水疱が出来、びらんを起こす。
乳幼児に多い歯肉炎ですが成人でも発症する。
急性壊死性潰瘍性歯肉炎
栄養失調やストレスにより
口中の細菌が急激に増殖して
衛生状態を悪化させ
口内炎の合併や炎症部分が黒くなる。
慢性剥離性歯肉炎
女性ホルモンや免疫低下・ストレスなどが原因で
歯茎の上皮がはがれて痛みを伴いびらんを形成。
女性に多い。
といった種類があります。
Sponsored Links
歯肉炎の治療方法は?レーザーでの治療期間はどれくらい?
いずれの原因は異なれど、歯茎が腫れて痛みを伴い
このまま進めば歯周病へと変わって行きます。
そこでしっかりこの段階で
食い止める必要があります。
歯周病予防の歯ブラシや、
歯磨き粉での正しい歯磨きなどが必要ですが、
他に歯石を除去するなども
治療方法の1つとしています。
まずは歯科医院による受診と治療を進めましょう。
歯肉炎は、歯周病の中の1つの症状で、
歯茎の炎症までを「歯肉炎」
骨が溶けた状態を「歯周炎」と分けます。
酷い歯周病(歯周炎)である場合は
抗菌剤を持ち入る事もあります。
また、こうした歯周病を早期に改善させるのに、
「レーザー治療」があります。
痛みがほとんどなく
痛んだ歯茎の治癒促進の作用や、
歯茎の再生、歯周病の再発率が低い面など
大きく優れた効果を発揮します。
治療期間は個人差がありますが、
一般的には7回程の通院で完治、
その後、定期的な検査などを行えばよいでしょう。
子供の歯肉炎の治療は?
子供に歯肉炎?とにわかには信じ難いですが
もちろん起こりえる症状です。
永久歯が生える時に発症
・不潔性歯肉炎
歯磨きを怠りプラークが石灰化し歯石を作る事で
放置すると難治性歯肉炎と進みます。
・思春期性歯肉炎
主に10~15歳に起こりプラークとブラッシング不足。
そこへホルモン分泌の変化により起こります。
・若年性歯周炎
主に13~15歳に起こり
噛み合わせと関係している可能性が高い。
萌出性の場合は一過性なので、
消毒と投薬で様子をみます。
不潔性の場合は磨けていない部分から
歯茎の腫れや出血、さらに痛みとなりますので、
歯と歯茎の間に出来た
プラーク除去で改善していきます。
まずは、状況を正しく把握するためにも
早めに歯科医へ受診しましょう。