粉瘤は通常痛みがありませんが、
時としてそのままにしていたり、目が届きにくい
背中などは発見が遅くなるケースがあり、
痛みを起こすこともあります。
粉瘤が痛い場合や破裂してしまった場合の
処置などについてご紹介します。
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背中や脇、耳たぶにできた粉瘤が痛い時は?脚の付け根は注意!
初めはおでき?ニキビ?と疑う事もある粉瘤。
全身に出来る事があり、
主に耳や耳たぶに出来る事が多いのだそうです。
いずれにしても粉瘤はそのままにしても
自然治癒出来る物ではなく、
中に溜まっている膿や老廃物は猛烈な異臭、
それらを包んでいる膿胞を取り除かない限りは
何度と繰り返しできて大きくなっていきます。
背中や脇や耳などに出来た物は医療機関にて
受診を受け摘出してもらうとよいでしょう。
ただ、脚の付け根(そけい部)に
できるしこりは粉瘤だけではなく要注意です。
脚の付け根にはウィルスや細菌感染などといったことで
腫れはしますが痛みを伴いません。
腫れが小さく熱を持っていない場合は自然と治癒しますが、
徐々に大きくなり熱を持つ場合には
悪性リンパ腫である可能性もありますので
いずれにしても医療機関にかかることをおすすめします。
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粉瘤に触ると痛くて動けなくなることもある!?
粉瘤が酷く化膿し始めると
炎症を起こし、痛みを伴います。
皮膚の下にある膿胞は細菌が入り込む事があり、
これは「炎症性粉瘤」といいます。
袋を破壊し周辺へと広がり、膿もさらに溜まり
ズキズキとした痛みは酷く痛みます。
粉瘤が激痛を起こすこともあり、
その痛みで動けずに数日身動きが取れない!
・・・なんてこともある様です。
粉瘤が破裂した場合の処置は手術?その費用は?
破裂してしまった場合には
皮膚科もしくは形成外科を受診し
化膿が酷い場合には切開し、膿を摘出する必要があります。
また、粉瘤がパンパンに腫れ上がると
破裂して中の膿が飛び出して来る事があります。
これを「自潰」といい、知らない間に出ていた!
なんてこともあり臭いを発して気付くこともあります。
手術は医師によっても異なりますが、
4mm程度開いて中の膿を排出してから嚢胞を取り出す方法と、
2cm程度など粉瘤の大きさに合わせて
皮膚を切開しそのまま摘出する方法と様々あります。
傷口が目立たないのが
膿を出してから嚢胞を取り出す方法ですが、
大きさや医師のやり方で区々です。
また、手術費用も粉瘤の大きさなどで変わり、
小さなうちのほうが費用も保険3割り負担としても
5,000~10,000円程度であったり
その他に費用がかかったとしてもそれほどかかりません。
手術後にもう出来ないか?と言えばそうでもなく、
中には再発する方もいるので100%完治しない方もいるらしく、
再発の原因においては、はっきりしていないのが現状です。
放っておくと大きくなりますので、
いずれにしても早々に取ってしまった方がよいのは確かです。