テレビドラマ「大奥」では、子供に青梅を食べさせ
毒殺するといったシーンがあり、どれだけの猛毒なのか?
・・・と恐ろしくなります。
青梅は梅干しを漬けたり、
焼酎漬けにしたりとする時期には出回り、
うっかり子供が食べてしまったら!
と思うと怖いですよね。
今回は、青梅の毒についてをまとめてみました!
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青梅の毒の成分「アミグダリン」はどれくらい危険?
私も古くから親に、
青梅は毒があるからそのまま食べてはいけない!
と習って来ました。
何かに漬けたりしない限りは生の青梅を
食べてはいけないものと自然とそう覚えて来ました。
青梅は未熟な梅の実で
熟すと黄色く甘い香りが漂います。
この青梅の毒とは「アミグダリン」という
シアン配糖体成分を指しています。
これは未熟な梅が外敵から身を守り
子孫を残すため含んでいるものだそうです。
その毒性とはどれほどなのか?
実際、少量口にしたところで致死量に達する事はない様で、
消化酵素や胃酸によって毒性が上がることもある様ですが、
よほどの量を食べない限りはそれほど影響はない様です。
実よりも危険なのは「種」
青梅の種には「青酸配糖体」という成分があり、
5~10個分で幼児なら致死量に達します。
しかし、青梅は苦味があり
決して美味しいものではないので
幼児が5~10個分も食べてしまうようなことは
ほとんど無いと思います。
ペットも誤って食べる事はないと思いますが、
注意はしておいたほうがよいでしょう。
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青梅の毒はどんあ症状?
青梅は少量であれば特に問題はない!
としましたが、個人差もあり
その少量という量も具体的ではないので、
万が一青梅を食べた場合!
どんな症状が起こるのか?
・嘔吐
・頭痛
・めまい
・下痢
重症化すると痙攣や呼吸困難を起こす事があり、
至急医療機関へ搬送する必要があります。
ご年配や幼い子供、体調を崩している時など
少しの量でも症状は強く出る事もありますので、
決して口にしない様に気をつけましょう。
青梅は妊婦には危険?毒を抜くには加熱?
青梅を砂糖漬けにしたものを
妊婦さんが食べた場合ですが、
青梅の致死量は300個ほどだとも言いますが、
数個程度でも毒性は多少なりとも検出される様です。
無論そこまで食べる事はありませんし、
多少食べた所で胎児に
影響を及ぼす以前に、母体に影響が出ます。
ただこれも個人差があり、数個食べただけで
変調を来たすことも無きにしもあらず。
出血などが見られる場合には
すぐに病院で診てもらいましょう。
また、青梅の毒性を抜くには、
・数日天日干し
・焼酎漬け
・40度以上の加熱
砂糖漬けにする際は天日干しをした後、
ざるに乗せた青梅に熱湯を回しかけてから
砂糖漬けや梅ジャムにします。
梅干しなども漬ける前に天日干しするのは
先人達の智恵なんですね。