スーパーでよく売っている干し椎茸。
どうやって使ったらいいか
分からなくて、敬遠していませんか?
なんと、干し椎茸は生の椎茸よりも
美味しくいただくことができます。
生の椎茸と違って、干し椎茸は
この乾燥から水で戻すという工程において、
「リボ核酸」と「酵素」が出会い
よりうまみが増すのです。
今回は干し椎茸の戻し方についてお伝えしていきます。
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干し椎茸の戻し方、水の温度で栄養や戻る時間は変わるの?
干し椎茸の戻し方のポイントですが、
旨味成分が重要です。
ただ、この旨味成分は、
加熱されてできた成分は、出来たと同時に
異なる酵素によって、少しずつ破壊されていきます。
ですので、美味しく干し椎茸を食べるには、
旨味成分が一番多くでるように
戻してあげることが必要です。
・干し椎茸がひたひたになるように、
冷水に漬け込む
・冷蔵庫にいれて水戻しする
・戻し時間は24時間以上
(肉厚なものは、2~3日)
ここで重要なのは、水の温度です。
加熱されると酵素によって、
旨味成分が破壊されます。
10~40℃になると、干し椎茸の
旨味成分であるグアニル酸が生成されます。
しかし、同時に酵素が
旨味を破壊していくサイクルが起こります。
ですので、冷水を使って冷蔵庫で
保存することが重要になります。
干し椎茸を作り終わった時に残る水には、
椎茸のうまみの素がつまった
出汁ができていますので、
お鍋やそばの出汁にすると美味しく頂けます。
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レンジや砂糖を使った干し椎茸の早く戻す方法!
24時間も戻すまで時間をかけられない時は、
レンジや砂糖を使って時短するこもできます。
干し椎茸を水洗いし、軸を下にして
ひたひたよりも多めの水を入れ
2~3時間、常温で戻します。
その後に、耐熱ボウルにぬるま湯、
砂糖を入れてラップをして、
電子レンジで様子をみながら、
加熱して柔らかく戻します。
加熱しながら戻す場合は、
戻し過ぎると旨味成分が破壊されていくので、
頃合いの柔らかさを見極めましょう。
干し椎茸を使ったレシピや戻し汁や調味料を使ったダシのつくり方
干し椎茸と戻し汁を使って
簡単におでんが作れます。
ウィンナー 2~3本
大根 3分の1本
干し椎茸 3個
ミニトマト 6個
塩麹 大さじ一杯
だしの素 小さじ1杯
干し椎茸の戻し汁 カップ2杯
作り方
大根を輪切りして面取りしたら、
ラップに包んでレンジで5分加熱
鍋に椎茸の戻し汁・塩麹・だしの素を入れ、
ウィンナーと大根を入れて、中火でゆっくりと煮含める。
仕上げにミニトマトを加え、1煮立ちして出来あがり。