ごぼうは食物繊維が豊富で
お通じに良いということは有名ですね。
さらに冷え性の予防、美肌、若返り、
むくみの解消など女性にとって
嬉しい効能ばかり含まれている野菜です。
さて今回はごぼうを調理するにあたって
あく抜きは必要か不必要か?
またあく抜きの方法をみていきましょう。
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ごぼうの下ごしらえにあく抜きって必要?不要?
普段ごぼうを調理する際に
あく抜きをする家庭がほとんどで、
皮を剥いて酢水に漬ける方法が一般的でしょう。
しかし野菜の中には水にさらし続けてしまうと
栄養が消失してしまったり、
逆に長時間炒めると
栄養がどんどん増えるなどあります。
今では当たり前の作業として定着していますが、
このあく抜きは必要な作業なのでしょうか?
酢水に漬けると臭みがとれ、
色よく仕上がるとされていますので
この方法が用いられていますが、
実は必要な栄養素が逃げてしまうデメリットもあります。
ごぼうをしばらく酢水に漬けると
茶色く濁ってくるのですが
これは汚れではなく、
健康成分であるポリフェノールなのです。
ポリフェノールとは抗酸化作用がある成分で、
コレステロールの酸化の抑制や女性の悩みの種である
シミやシワ、たるみといったお肌のトラブルから
守ってくれる大事なものです。
最初に記述した通りごぼうは
美肌や若返りの効果がありますので、
ポリフェノールが抜けてしまっては
効果がかなり薄れてしまいます。
さらに酢水に漬けるときに剥く皮にも
カリウム・イヌリン・サポリンといった栄養素が含まれており、
剥いてしまうとかなり勿体ないです。
しかしあく抜きをしなかったら
シブ味が強くなりますし、
ごぼうの色素で一緒に調理しているものが
黒くなってしまうなどデメリットもあります。
栄養面でみるとあく抜きはしないほうがいいですが、
皮は全部剥かずに少し残すなど
自分が食べられる具合に調整して調理すると良いでしょう。
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酢水を使わないごぼうのあく抜き方法は?時間はどれくらい?
ごぼうの下ごしらえで最も使われるのは
ごぼうのささがきです。
ごぼうのささがきはきんぴらごぼうなどによく使われ、
和食の定番ともいえるでしょう。
ここで紹介するのは酢水を使用しない
あく抜きの方法になります。
黒く変色してきますが、
ささがきごぼうの場合ボウルに水をはって
切ったごぼうをいれていきます。
2.1本切り終わるまでボウルにどんどん入れていきますが、
そのころには水は黒色です。
全部切り終わるとザルに移してボウルの水を
入れ替えてまたささがきごぼうをいれます。
※長時間水に漬けてしまうとその分
逃げていく栄養素は多くなりますので、
漬け時間は2~3分がよいです。
とくに必要な物もなく
簡単にあく抜きができますので試してみてください。
電子レンジを使った簡単ごぼうの下ごしらえは?
ごぼうに含まれている抗酸化力は
加熱することにより2倍も増える!
と言われています。
そこで有効活用してほしい物が電子レンジです。
ごぼうを切る前に500Wで2分程度
加熱するだけで抗酸化力は
2倍にも膨れ上がるとは驚きですね。
非常に簡単な方法であく抜きが行えるだけでなく、
電子レンジで抗酸化力もアップする
優れもののごぼうを是非食卓に並べてみてください!