赤く残ってしまうケチャップのシミ!
一見頑固で落とすのは難しいと感じる方も多いかもしれません。
しかし、ポイントを抑えることでケチャップのシミは案外キレイに落とせてしまいます。
今回はケチャップのシミをつけてしまった際に、キレイに落とすためのポイントを紹介します。
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ケチャップのシミが取りずらい原因
シミの種類は基本的に、
- 泥などの「不溶性」
- ミートソースなど油分の多い「油性」
- 水分の多い「水溶性」
この3つに分類されます。
ケチャップはトマト・酢・塩・糖類・香辛料などが主な原材料であり、ケチャップの赤色のシミは「リコピン」という色素が関わっています。
このリコピンにはごく少量のタンパク質や油分は含まれていますが、割合的には水分が多いためケチャップのシミは「水溶性」に分類されます。
そして水溶性のシミは他のシミと比べると落としやすく、ケチャップも比較的落としやすいシミになります。
しかし、時間の経過とともに酸化が進みシミが取りにくくなりますので、ケチャップがついてしまった場合はなるべく早く対処しましょう。
ケチャップのシミのポイントは、衣服の繊維に入り込んだ色素成分「リコピン」を、どれくらいキレイに落とせるかにあります。
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ケチャップのシミの取り方
ケチャップのシミの正体が分かったところで、次は基本のケチャップシミの取り方を紹介します。
水洗い不可な衣類はシミ抜きすることでダメージを与えてしまう恐れがあるため、初めにシミがついてしまった衣類の洗濯表示を確認し、水洗いが可能な素材かを確認しましょう。
さらにデリケートな衣類やダメージが心配な衣類は、クリーニングに持って行きシミ抜きをお願いする方が安心です。
洗濯表示を確認し自宅で対が可能な衣類であれば、食器用洗剤・ハブラシ・タオルを用意します。
手順
- タオルを敷いた上に、シミが直接当たるよう衣類を裏返して置きます。
- 下に敷いたタオルにシミを移すよう、食器用洗剤をつけ、濡らしたハブラシでシミを優しくたたきます。
- シミが取れたら洗剤を落とすためにぬるま湯ですすぎ、その後、洗濯機に入れ普段通りに洗濯したら完了です。
下記動画では、クリーニングの店主が自宅にあるもので作れる「シミ抜き水」が紹介されています。
作り方や注意事項などもありますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
外出先でケチャップのシミがついた時の応急処置方法
外食などでうっかりケチャップをつけてしまいシミになった場合、時間が経つにつれ取りにくくなるので応急処置が必要になります。
携帯用のシミ取りを持っていると安心ですが、持っていないこともありますよね。
そのような時は、「おしぼり」や「ティッシュ」などシミを移したり叩いたりできるものと、食器用洗剤代わりの「石けん」で対処しましょう。
手順
- 重ねて厚めにしたティッシュを敷き、シミが当たるように衣類を置きます。
- 石けんをつけ泡立てたティッシュで優しくたたき、下に敷いたティッシュに汚れを吸い取らせます。
- 水で濡らしたティッシュで、石けんを拭き取ったら応急処置の完了です。
水溶性であるケチャップのシミは、正しい方法でシミ抜きることで比較的簡単に取ることができます。
時間の経過とともに取りにくくなっていきますので、状況に応じて出来る範囲で早めにシミを取り除きましょう。