赤ちゃんの離乳が始まると、育児のかたわら離乳食を作る作業が始まります。
忙しい毎日を考えると手軽で簡単な離乳食を作りたいですが、赤ちゃんの健やかな成長のために栄養豊富な食材を使用したいものです。
そこでおすすめの食材がしらすなのですが、赤ちゃんに使う場合にはいくつかの注意点が必要です。
今回は赤ちゃんの離乳食にしらすを使うメリットと、
下ごしらえの3ステップやレシピなどをご紹介します。
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赤ちゃんの離乳食にしらすを使うメリットと注意点
赤ちゃんの離乳食が始まると大変なのが、毎日のメニュー作りです。
育児で忙しい中でも、赤ちゃんのごはんはしっかり栄養がつまったものを用意したいと考えているでしょう。
そこでおすすめなのが「しらす」なのですが、離乳食でしらすを使うメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?
メリット
1.栄養価が高い
しらすは栄養が豊富な食材で、赤ちゃんの生育に重要な栄養素もたくさん含まれています。
例えば、内臓や皮ふなどを作るために必要な「タンパク質」、骨や歯を作る「カルシウム」、カルシウムの吸収を促進させる「ビタミンD」そして血液を作る「鉄分」などの栄養素が豊富です。
2.調理しやすく食べやすい
高タンパク質で離乳食に向いていると言われる魚ですが、捌く必要があったりなど調理が面倒な点があります。
しかし、しらすであればそういった手間がなく調理も簡単ですし、入手も手軽にできるため離乳食にとても便利な食材です。
さらに食感の柔らかさから、赤ちゃんが飲み込みやすいというメリットもあります。
しらすであれば骨や内臓なども食べやすく、まるごと栄養を摂取することができます。
注意点
1.アレルギー
しらすを食べることにより、ごくまれに魚類アレルギー反応が出ることがあります。
食後1時間ほどでアレルギー症状がでるため、赤ちゃんの様子を注視しておくと良いでしょう。
万が一アレルギー反応が出てきたら、すぐに医師の診察をうけましょう。
2.消化不良
赤ちゃんは胃腸の発達がじゅうぶんではないため、食べ過ぎてしまうと消化不良をおこす恐れがあります。
食べ始めの頃は、おかゆや豆腐などに少量加えて与えるようにし、慣れてきたら野菜などに加えしらすの量を増やしていくと良いでしょう。
3.鮮度
しらすは品質の劣化が早く、賞味期限内でも鮮度が落ちやすい食材です。
色は白くすっきりしているか、形に崩れはないかなど、色や形をしっかりチェックし鮮度の確認をしてから赤ちゃんにあげるようにしましょう。
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赤ちゃんの離乳食しらすの下ごしらえ3ステップ
栄養豊富で調理しやすいしらすですが、赤ちゃんの離乳食に使う際には下ごしらえが必要です。
鮮度の良いしらすを用意できたら、赤ちゃんの離乳食下ごしらえ3ステップをご紹介します。
1.塩抜き
しらすには海水の塩分が含まれているため、赤ちゃんの離乳食に使う場合には塩抜きが必須です。
熱湯で湯通しをするか1分ほど茹でるか、時間がない場合は水としらすを入れた器にラップをかけ、電子レンジで1~2分ほど加熱するなどの方法があります。
2.すりつぶし
塩抜き後スプーンなどを使い、しらすをすりつぶします。
必要に応じて少量のお湯でのばしていくと、早くすりつぶすことが可能です。
ペースト状にしたい場合は裏ごしがおすすめですし、しらすの量が多い場合はブレンダーを使うと便利です。
3.保存
すりつぶせたら粗熱を冷まし、製氷機に入れ凍らせます。
凍ったら製氷機から取り出し1つずつラップで包み、密封容器に入れ冷凍保存します。
しらすは鮮度が落ちやすい食材のため品質の劣化を抑えるためにも、1~2週間を目安に使い切るようにしましょう。
下記動画では、しらすペーストの作り方が紹介されています。
ぜひご参照ください。
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しらすを使ったおすすめ離乳食レシピ
それでは、しらすを使った離乳食レシピを2つご紹介します。
しらすのおかゆ
離乳食初期の定番メニューです。
①米粒をよく潰した10倍粥(大2)にしらすペースト(小1)混ぜて完成です。
しらすとほうれん草の白和え
離乳食中期におすすめのメニューです。
①茹でたほうれん草(20g)の水気をしっかり切り、細かく刻みます。
②絹ごし豆腐(20g)の水切りのためレンジで加熱し、冷ましながらスプーンで潰します。
③しらすペースト(5g)・だし汁※(5g)・①・②を全て混ぜ合わせて完成です。
※だし汁の作り方
①昆布(10cm角)1枚を軽く拭き切り込みを入れ、水(400ml)を入れた小鍋に浸け置きます。
②鍋を中火にかけ沸騰直前で昆布を取り出します。
※離乳食初期
昆布のみで出汁をとるため、これで冷まして完成です。
※離乳食中~後期
昆布を取り出したのち鰹節を加え火を止め、鰹節が沈んだらザルで漉し完成です。
栄養満点のしらすは赤ちゃんの成長にとても役に立つ食材ですので、ぜひ色々な方法で離乳食を作ってみてください。