夏の風物詩と言えばスイカ。
暑い夏にシャリシャリと赤い果肉を味わうことで、美味しくヒンヤリした気分になれますよね?
しかし問題は、丸ごと1玉のスイカを複数頂いた時や、カットしたものの食べきれなかった時のスイカの保存方法ではないでしょうか?
そこで今回は美味しく食べきるためのスイカの保存方法を紹介します。
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上手なスイカの常温・冷蔵・冷凍での保存方法
食材を保存する際、常温・冷蔵・冷凍という3つの方法がありますが、スイカはどうなのか気になりますよね?
例えば丸ごと1玉の場合冷蔵保存にするべきなのか?それとも常温保存の方が適しているのか?
迷ったことがある方も多いのではないでしょうか?
あるいはカットしたスイカの場合どの方法が適切なのか?スイカを長期保存するのに冷凍は可能なのか?
そういったことも気になったことがあるのではないでしょうか?
実はスイカの状態によって適した保存方法があります。
適切な方法で保存することで美味しく食べることができます。
丸ごと1玉のスイカは常温保存
スイカと言えば夏の風物詩の1つですが、スイカ自体が高温で乾燥している環境で育っているため低温の環境は苦手です。
スイカを一番美味しく食べられるのが9度程度だと言われており、3~8度設定になっている冷蔵庫や野菜室での保存は適していません。
そのため、スイカを丸ごと1玉保存する場合は常温保存が一番適しています。
そのままの状態で、風通しの良い冷暗所で保存しましょう。
保存期間は約2週間~ヶ月程度と言われていますが、スイカの熟成具合によって食べ頃は変わります。
あくまでも目安ですので、なるべく早めに食べるようにしましょう。
カットしたスイカは冷蔵保存
丸ごと1玉の場合は常温保存が適しているスイカですが、一度カットしてしまうと表面が空気に触れるため常温保存すると劣化が進んでしまいます。
そのため、カットしたスイカは冷蔵庫での保存が適しています。
保存中に乾燥しないよう、カットしたスイカ1つずつしっかりラップで包み、鮮度を保つようにしましょう。
冷蔵保存しているスイカは乾燥や甘みが減少する傾向がありますので、保存期間は2~3日程度を目安に、なるべく早めに食べきるようにしましょう。
スイカは冷凍保存も可能
なんとなくスイカは冷凍保存には向いていないような気がしますが、実はスイカも冷凍保存が可能なのです。
ですからカットしたもののすぐに食べきれない場合や、完熟して食べ頃を迎えてしまった時などは冷凍で保存することがおすすめです。
皮を取り除きひと口大にカット、さらに種をキレイに取り除いた状態でフリーザーパックに入れ、空気を抜きながら密閉した状態で冷蔵保存しましょう。
保存期間は約1~2ヶ月程度と長く、ひと夏中スイカを楽しむことができそうです。
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冷凍したスイカの美味しい食べ方
冷凍保存で長期保存が可能なスイカは、そのままシャーベットのように食べるのももちろん美味しいですが、せっかくなのでひと手間加えスイーツを作ってみるのもおすすめです。
暑い夏にスイカの赤が涼しいレシピを、3つ紹介します。
スイカのゼリー(約6個分)
- 水(200cc)・緑のかき氷シロップ(大3)・ゼラチン(5g)を鍋に入れ火にかけ、沸騰させない程度に加熱しゼラチンを溶かします。
- 溶けたら粗熱をとり、容器に入れて冷まします。
- 牛乳(100cc)・砂糖(大1)・ゼラチン(2g)を鍋に入れ火にかけ、沸騰させない程度に加熱しゼラチンを溶かします。
- 溶けたら粗熱をとり、②の上に入れ冷まします。
- 液状で700ccになるよう、冷凍スイカをミキサーにかけます。
- 砂糖(大1~2)とゼラチン(13g)・⑤のスイカを鍋に入れ火にかけ、沸騰させない程度に加熱しゼラチンを溶かします。
- 仕上げに、冷凍スイカをお好みで飾ったら完成です。
スイカとココナッツのデザート(4人分)
- 牛乳(150cc)・ココナッツミルク(150cc)・砂糖(大1~2)をボウルに入れ、混ぜ合わせ冷蔵庫で冷やしておきます。
- ひと口大にカットした冷凍スイカ(360g)・白桃(50g)と、缶詰みかん(50g)・ナタデココ(60g)をお皿に盛り付けます。
- 冷やしておいた①を、②にかけお好みでミントを飾り付けたら完成です。
スイカのスムージー
下記動画では、冷凍スイカを使用したスムージーの作り方が紹介されています。
生のスイカも使用しますので、「保存期間が危ないかも?」というスイカの消費にもピッタリです。
暑い夏に、のど越しさっぱりなスイカのスムージーはいかがでしょうか。
ひんやり美味しいスイーツですので、ぜひお試しください。
スイカは腐るとどうなる?
保存期間はあくまで目安となるため、実際食べる前にはスイカに問題がないか確認した方が安全です。
そこでスイカは腐るとどうなるのか?
その見分け方について紹介します。
まず見た目(視覚)では、スイカの果肉部分が腐ることでより赤みが深くなり、ドロドロになります。
また粘りがあったり、穴が開きそこから汁が出てくることがあります。
そして触る(触覚)とにぶよぶよと柔らかく、鼻につんとくるにおい(嗅覚)がすることもあります。
このように視覚・触覚・嗅覚でスイカが腐っているか見分けることができますが、それらに異常がないということもあるかもしれません。
もし気づかず食べてしまっても腐ったスイカには酸味を感じますので、明らかに酸っぱいという場合はそれ以上食べずに廃棄するようにしましょう。
保存状態によっては、目安となる保存期間より前に腐ることもありますので、正しい保存方法で最後まで美味しく頂きましょう。