ここ10年ほどで妊娠中に必要な栄養素で
あることがだいぶ定着してきた「葉酸」

葉酸を取り出すタイミングは
いつからなのでしょうか？

また、たくさん摂っても大丈夫なの？
摂りすぎると、どうなる？？

など今回は葉酸の過剰摂取について
調べてみました。

妊娠初期に葉酸が必要？摂取しだす時期やタイミングはいつ？

葉酸は、ホウレンソウの葉から
発見されたビタミンの一種です。

血を作るビタミンと言われ、
不足すると貧血などを引き起こします。

体内に蓄えておくことはできず、
毎日摂ることが必要とされていますが、

偏りがちな食事や野菜不足によって、
現代人の多くは葉酸が不足している状態です。

普段の生活にはあまり支障が
ないかもしれませんが、この葉酸が
一番重要視されるのが妊娠中です。

胎児はこの葉酸をもらって
細胞分裂や脳・血管をつくるため、

妊娠する可能性のある女性は
葉酸を摂取するよう心がける必要があるのです。

葉酸を不足せずに摂取することによって、
神経管閉鎖障害の胎児への
発症リスクが低減されるという研究結果もあり、

日本では、平成12年に当時の厚生省による
葉酸摂取の推進文書が発表されました。

最も細胞分裂が活発な時期、
つまり、最も葉酸が必要な時期は、

妊娠1か月前～3か月前。

妊娠を疑い産婦人科を受診する時には
すでに遅いため、

普段から葉酸を摂っておくことが望ましいです。

葉酸の過剰摂取による症状ってないの？

造血作用に関わっているため、

女性であれば、妊娠と関係なく
摂っておいてもいいでしょう。

体内に蓄えておくことはできませんので、
日常的に摂りたいものです。

成人男女の1日の葉酸推奨量は
240マイクログラムです。

妊婦ならばそれに加えて
240マイクログラム。

480マイクログラムは、
野菜に換算すると、

ホウレンソウなら200グラム以上

アスパラガスなら250グラム以上。

これを毎日継続的に摂るのは本当に大変です。

さらに、調理による栄養損失や
吸収効率が悪いことから、

野菜に含まれる葉酸のすべてを
摂取できるわけではありません。

ですから、通常の食事に加えて
サプリメントで葉酸を摂ることが
推奨されているのです。

しかし、葉酸を過剰摂取すると、

・発熱
・蕁麻疹
・発疹

などの葉酸過敏症を起こすことがあります。

1日1000マイクログラムを
超えないよう上限も推奨されているため、

摂りすぎは、どんな栄養素であっても
良いということはなく、適切な量を摂ることが大切です。

葉酸の過剰摂取で胎児に影響は？

飲めば飲むほど体に良いのではないか？

とサプリメントを過剰に信頼し、
摂取しすぎてしまうことがないように
気を付ける必要があります。

大量に摂取すると、
発熱や蕁麻疹、発疹などの
葉酸過敏症を起こすことがあります。

また、胎児を喘息にすると言われています。

通常の食事と推奨量のサプリメント
（妊婦であれば400マイクログラム）であれば
過剰摂取になることはまずありえません。

基本的に、栄養素は食事から
摂取するということを忘れずに、

補助程度にサプリメントを使用することで、
足りない栄養を摂取するようにしましょう。