ピーマンと言えば、苦みが強く
子供に人気のない野菜NO.1
という印象が強いですよね。
ですが、
ピーマンは栄養素の原石のような
野菜だということはご存知でしょうか?
今回はそんな隠された
ピーマンの栄養についてお伝えします。
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ピーマンの苦みは栄養素のせい?
ピーマンはナス科に分類される野菜で、
主に種子を取り除いて食用とします。
実はピーマンはトウガラシの仲間の1つです。
ですが、カプサイシンと言われる
辛味成分を含まないため辛味はありません。
なぜピーマンが苦いのか?という理由は
ごく最近になって解明されつつあります。
以前は「アルカロイド」が
原因ではないかと言われていました。
しかし、実際は「クエルシトリン」と呼ばれる
渋み成分と、ピーマンの香りを司る成分が
合体することで苦味を作っていたのだ!
という事がわかりました。
また、農薬が影響して苦くなる事もあるため、
無農薬栽培されたピーマンの方が
より苦味が少なくなるとも言われています。
現在では「苦くないピーマン」なんて
ピーマンも売りだされています。
子供に一口食べさせてみたら苦手が
克服できる可能性もありますね。
ピーマンに含まれる栄養や効能・効果は?
ピーマンには、
βカロテンやビタミンC、フラボノイド(ビタミンP)が
豊富に含まれています。
βカロテン
βカロテンは非常に強力な抗酸化力を
持つ栄養素といわれています。
体内の細胞が酸化するのを防ぎ、
粘膜や皮膚、免疫機能を向上させる
力を持っているのです。
当然、美肌効果も期待できますし、
成長期の子供に嬉しい
「成長を促進させる効果」まであると言われています。
ビタミンC
ビタミンCにもまた抗酸化作用があり、
免疫機能の向上や美肌効果が期待できます。
それだけでなくコラーゲンの合成にも
関わっており、ビタミンCなくしては
体内でコラーゲンを活用する事ができないのです。
つまり、せっかくコラーゲンを食べたとしても、
ビタミンCが不足していると
摂取される事なく体外へと排出されてしまうのです。
フラボノイド
フラボノイドはビタミンPとも呼ばれている、
ポリフェノールに含まれる栄養素の一つです。
主に植物に含まれる渋みや苦味などを
司る物質であり、これにも抗酸化作用があります。
・生活習慣病の予防や改善
・更年期障害の症状を緩和させる
以上のような効果もあるとされ、子供のみならず
大人にも重要な栄養素であることが分かりますね。
つまり、ピーマンには強力な抗酸化作用があるのです。
いつまでも若々しい体でありたい
あなたにオススメの食材といえるでしょう。
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パプリカとピーマンはにてるけど違うの?栄養は?
ピーマンもパプリカも、
同じナス科でトウガラシの仲間です。
実はピーマンとパプリカの分類は
はっきりしていない所があり、
日本国内では辛味の強いものをトウガラシ、
弱いものをピーマンと呼んでいるらしいのです。
ピーマンの分類を更に細分化すると、
ベル型・シシ型・シシトウに分けられます。
このベル型に該当するものが「パプリカ」と言われ
スーパーで売られている物となります。
ベル型は果肉が豊富で甘みが強く、
生食に向いた品種と言われています。
そしてピーマンですが、実は熟したピーマンは
意外にも甘いということはご存知でしょうか?
ピーマンは熟す前の状態で販売されているのです。
熟したピーマンには赤や黄色の色がつき、甘みも増します。
栄養素の差異も、そもそもが同じピーマンで
あるために品種の差や熟した度合いによっての差となります。
つまり、パプリカとはベル型のピーマンの事だったのです。
ピーマンは栄養がいっぱいだけど、加熱調理をしたら・・・?
先ほどピーマンにはビタミンCが入っていると
言いましたが、実は熱に弱いのがビタミンCです。
ですが、ピーマンに含まれている
ビタミンCは加熱調理をしても壊れません。
理由は簡単!
フラボノイドがビタミンCを守ってくれるのです。
その為、炒めても十分な量のビタミンCを
とることができます。
また、油で炒めることにより、
ビタミンの吸収効率がよくなり
さらに健康によい状態となります。
美容に気をつかう方にはぜひピーマンを
食べていただきたいですね。
老若男女に必要な栄養素をかねそなえた
完全野菜のピーマン。
更年期障害が辛い方や、身長が伸び悩み困っている方、
美容に気を遣う方にはぜひ食べてもらいたい野菜の一つです。
毎日の健康の為にも週一ピーマン生活を初めてみましょう!