B型肝炎は1度感染すると
なかなか厄介な病であることはご存知でしょうか?
いつ・どこで・どんなかたちで
感染するか知識があれば
予防策も見えて来ます。
今回は、B型肝炎の感染経路について
基礎知識を解説します!
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B型肝炎の感染経路とは?予防接種は必要?
B型肝炎の感染経路は、
・垂直感染
・水平感染
この2つがあります。
意外と盲点なのが「水平感染」
・針刺し事故(医療従事者)
・臓器、臓器移植
・注射器の使い回し
・性交渉での体液での感染
・ピアスや入れ墨などの器具の不徹底 など。
医療に関わる部分に関しては
改善されているので問題は無いと言えますが、
一般的な私たちの生活で最も近い
感染経路としては、輸血が考えられます。
注射器の使い回しは申し上げにくい部分はありますが、
薬物常用者の注射器の共用での感染があります。
いずれもB型感染(HBV)キャリアが使用し、
周りが知らずにキャリアが使用した物などを
使用することで感染するものです。
近年最も感染経路で多いのが性交渉です。
よく知らない相手の場合には避妊具の使用、
不特定多数の交わりを避ける
という事が呼びかけられていますが、
絶対安全とは言えない様です。
その為、B型肝炎ワクチン(HBワクチン)の
接種が重要となります。
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B型肝炎の感染経路には唾液や汗、入浴も関係してる!?
B型肝炎は、血液や体液の接触が感染経路です。
その中でも唾液や汗、涙なども
ウィルスが排出されていることが知られています。
知らずに触れてしまえば水平感染し、
思わぬ病気を引き起こす原因も考えられます。
しかし、入浴での感染は日本医師会でも
感染リスクにはあげておりませんが、
カミソリなどの共用はしない様に気をつけましょう。
赤ちゃんのB型肝炎の感染経路は母子感染!?保育園も落とし穴!
乳幼児のB型感染経路は「母子感染」
つまりは母親がHBVキャリアであり、
これを”垂直感染”といいます。
日本のHBV感染者は現在110万~140万とされ、
このうち昭和23年~昭和63年の間に、
幼少期までに集団予防接種を受けた方が、
注射針や注射筒の連続使用が原因で
B型肝炎に感染した方は最大40万人以上。
その方から母子感染するのが垂直感染です。
出産時に産道で血液を介し、
赤ちゃんに感染する事があり、
また、赤ちゃんは免疫機能が未熟であることから
HBVに感染しても異物を認識することが出来ません。
しかし極稀ですが生後2~3ヶ月で
”劇症肝炎”を起こす危険性があることから、
HBV抗体を含むワクチン接種を要し、これにより
母子感染は防ぐ事が出来る様になっています。
先にも触れた感染原因である「唾液・汗・涙」から
ウィルスが見つかる事がある部分で、
HBVワクチン接種対策をしていない子供により、
保育園で感染してくる
ということは、決して稀であるといった
お話ではない様です。
自身が感染しているか?
子供は感染していないか?
B型肝炎予防接種は任意ではありますが、
周辺への配慮や自身の事を考えると
受けておいた方がよい予防接種であるといえますね。