冬場の鍋物や家庭によっては
ご飯を炊く時に使われる土鍋
いつもどの様に土鍋を洗っていますか?
土鍋の性質や洗い方などをきちんと知る事で
何十年と長く使える調理器具になります。
そろそろ活躍しそうな土鍋の洗い方、
日頃のお手入れ方法などご紹介したいと思います。
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土鍋の注意!割れたり匂い移りしたりする?
土鍋は焼物なので、その扱いも
他の調理器具とは異なります。
意外とやっては行けない事がとても多く、
中には落としていないのに割れてしまったとか、
匂いが移ってしまってなかなか取れない!
・・・といったことがあります。
土鍋が割れてしまうのは
以下の原因が考えられます。
・濡れたまま火にかけた
・空焚き
・熱い土鍋を急激に冷やした
また、土鍋は非常に匂いや水分を吸収しやすいです。
長い時間中に料理を入れたままにすると
その料理の匂いを蓄えてしまうものなのです。
鍋物が残った場合には、
別な鍋に移して保管する様にしましょう。
有名なすっぽん料理のお店では、
正しい土鍋の保管を行っていて、
水・ご飯・醤油を入れただけで
すっぽん雑炊(まる雑炊)が出来てしまうほど。
それだけ土鍋は
素材の香りや味を吸い込みやすいという一例です。
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土鍋を購入した時の取扱いやお手入れ方法は?
まずは新しい土鍋を購入したら、
すぐに鍋物を作るのではなく水洗いだけを行います。
洗剤は一切、使用せずに
水だけでよく洗い1日乾かします。
その後、直ぐに鍋物をするのではなく、
目止めをする必要があります。
目止めとは土鍋は陶器なので
その素材に空気が入り込んでいます。
そのまま加熱調理をすると
その空気が膨張し割れに繋がります。
さらにその様な隙間が水漏れを起こしたり、
匂い移りがしやすいとデメリットになるので
必ず行う様にしましょう。
目止めの方法はいくつかあります。
簡単な方法はご飯を軽く1杯分入れ
土鍋の8分目ほどまで水を入れて
重湯状態になるまで1時間程煮込みます。
お米以外に米のとぎ汁や大さじ2杯の小麦粉を入れた水で
10~20分ほど沸騰させても目止めはできます。
いずれも火は中火
他にもでんぷんを隙間に埋め込む事で目止めが出来ます。
火を止めた後はそのまま自然と冷まして
半日程置いて、仕上げに水洗いだけ行いましょう。
目止めはシーズン中に適度に行っておくと
ひび割れ防止にもなります。
使わない時にはしっかりと
乾かしてからしまう様にしましょう。
カビの原因になります。
土鍋の洗い方!使う洗剤や焦げはどうする??
どうしても鍋物によっては油分が付いて
水だけでは洗えない事もあると思います。
本来は洗剤がしみ込む可能性があるので使いませんが、
少量に留めて手早く洗い十分にすすぐ事をお勧めします。
焦げたときは重曹を大さじ1と水を入れて
沸騰させたら火を止めて
そのまま一晩置いてから水洗いしましょう。