海水浴のシーズンになると
毎年たくさんの人が海に泳ぎにいきますが、
楽しい時間だけではなく危険も潜んでいます。
今回は被害の多いクラゲについて
みていきたいと思いますが、
皆さんは一度でも刺されたことがありますか?
中には何年も刺された時の傷痕が残っている・・・
と悩んでいる人もいて、
できるならば刺されたくないですよね。
クラゲに刺された場合の処置や
症状などについてみていきましょう。
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クラゲに刺されてブツブツや水ぶくれができたときの処置や対処は?
色々な種類のクラゲがいますが、
全てのクラゲに対して行えるのが
・擦らない
・海水で流す
といった対処法です。
拭いたり擦ったりしてしまうと、皮膚に残っている
刺胞を擦り込んでしまう可能性があります。
そして海水ではなく真水で洗い流してしまうと、
浸透圧の差で刺胞の毒液が
体内に流れ込みやすくなります。
毒である刺胞がさらに体内に入らないように
上記の対処法をすることが大切です。
洗い流したあとはアルコールや
アンモニア水で消毒をしてから、
ステロイド軟膏・抗ヒスタミン薬、
痒み止めなどを使用するとよいそうです。
赤いブツブツや水ぶくれ
両方ともなかなか治りにくいですので、
症状が酷い場合は病院を
受診することが望ましいです。
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刺されたクラゲの種類で症状は変わるの?痛みがでるのは?
クラゲの種類により、
症状は様々ですので厄介です。
それぞれに処置も違ってきますので、
種類別にどのような症状が出るのかみてみましょう。
ミズクラゲ
日本の海に広く分布しメジャーなクラゲです。
このクラゲは刺胞こそありますが
あまり痛みが出ないものです。
エチゼンクラゲ
傘の直径2メートル・体重150キロも
あるものがいるという大型のクラゲです。
こちらもあまり痛みを感じないと言われています。
アカクラゲ
直径20cmの小さなクラゲですが
注意してほしい生物です。
刺胞が刺さると火傷をしたかのような
痛みが走り、みみず腫れをおこし、
中には呼吸困難・溺死することもあります。
アンドンクラゲ
お盆過ぎにでるクラゲで、
電気クラゲとも呼ばれています。
人によって症状が違いますが、
赤いブツブツやみみず腫れになります。
カツオノエボシ
長い触手が垂れ下がっている
青色のカツオノエボシ。
強い衝撃が走り赤紫色に腫れあがり
酷い場合には水ぶくれになります。
さらに酷い場合はアレルギー反応がでて
頭痛・吐き気・呼吸困難といった全身症状がでます。
重症になるとショック死する可能性もある
恐ろしいクラゲですので要注意です!
ハブクラゲ
ハブ毒の数倍もの威力を持っています。
2メートル以上も伸びる触手には
刺胞が無数についています。
沖縄県内全域で見られていますので要注意です!
ハブクラゲに刺された場合は、
絶対に擦らずに食酢をたくさんかけて
触手を取り除き、冷水などで冷やしながら直ちに受診しましょう。
クラゲに刺された跡や黒い線が残ったときの治療法は?
傷痕には
・赤い傷痕
・黒い傷痕
・白い傷痕
の3種類があります。
黒い傷痕は浅くても治るのに
時間がかかってしまいますし、
紫外線に当たると黒くなります。
UVケアをきちんとし、紫外線の強い夏場は
こまめに塗りなおす必要があります。
UVケアを徹底することで改善が期待されるようです。
見た目に反して
とても恐ろしい症状をもたらすクラゲ、
海水浴では十分に注意しましょう。