暑い夏、海に行くのは楽しいですよね。

しかし、お盆以降に海に行くときは、
クラゲに気をつけろ！！

なんて言われたことはありませんか？

なぜ、お盆以降になるとクラゲは増えるのでしょうか？

今回は、そんなクラゲについて調べてみたいと思います。

お盆の時期に現れるクラゲの種類

日本で見られるクラゲの種類は、
主に以下の4種類です。

・ミズクラゲ

一番良く見かける種類。

毒性は強くなく、刺されても
かゆみがあるだけでほとんど痛くない。

・アンドンクラゲ

全国の海に現れる。刺されるとかなり痛い。

20cm程の長い触手を持っている。
体が透明で海の中では見ずらく、遊泳力が高い。

・アカクラゲ

日本近海や、北海道以南に生息。
直径20cmほどの傘と長い触手が特徴。

刺されるとかなり痛く、毒性も強い。
毒が粘膜まで来ると腫れ上がることもある。

乾燥した「アカクラゲ」の粉末を吸い込んでしまうと、
くしゃみが止まらないことからハクションクラゲとも呼ばれる。

・カツオノエボシ

いわゆる「電気クラゲ」

刺された瞬間に激痛が走り、
ミミズ腫れになってしまう。

見つけたら海に入るのを止めた方が良いくらい危険。

クラゲに刺された種類で症状も違う！？処置や対処法は？

お盆以降にクラゲが増えるのはなぜ？

実は、クラゲは、お盆以降に
いきなり大量発生する訳ではないのです。

実際には、一年中日本の海に生息しています。

ただ、ちょうどお盆明けくらいの時期に、
クラゲは「ポリプ期」と言われる子供の状態から、
私たちが普段見かける大人の状態に成長します。

ですので、大量に発生したように思えたのですね。

また、クラゲは水温が20～30度の時に、
最も活動的になるので、
お盆の時期は、まさに最適なのです。

さらに、夏の高温や空梅雨、日照りなども
クラゲの大量発生の原因になります。

太平洋側、日本海側でクラゲが発生する時期は違うの？

太平洋側と日本海側では、
発生の時期に違いはあるのでしょうか？

どちらにしても、お盆以降に発生しているのが
確認されているので一概には言えませんが、

海流や潮、水温の関係で、
太平洋側の方がクラゲの発生は遅いと言われています。

その中でも、
伊豆の「白浜海水浴場」や「弓ヶ浜海水浴場」は、
黒潮の影響で、9月に入ってもクラゲが少ないとの情報があります。

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クラゲに刺されたときの対処法は？

気をつけてはいたものの、クラゲに
刺されてしまった場合はどうすれば良いのでしょうか?

まず、刺された部分は
海水で洗い流すようにしましょう。

真水で洗うと、触手にある刺胞
（毒液が入っている針のような部分）を

余計に刺激してしまい、
さらに毒が出てくる可能性があるのです。

また、毒は熱に弱いので、乾いた暑い砂を
かけてから、海水をかけるのも効果的です。

これらはあくまでも応急処置なので、
必ず病院で治療してもらうようにしましょう。

お盆を過ぎてもまだまだ暑く、海にも出かけたくなりますよね。

クラゲに注意して、残りの夏も楽しみましょう。