ものもらいは地域によっては、
めばちことも呼ばれたりしてる
目に起きる割と身近な疾患です。
ものもらいをうつされた!なんて言われてますが
本来、ものもらいってうつるのでしょうか?
どの様な病気でどう感染するものなのか?
ものもらいの原因や治し方など
合わせてご紹介したいと思います。
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ものもらいの原因は?本当にうつるの?
ものもらいになると、
人に要らないものもらったね~
・・・なんて言われる事もしばしば。
本当にもらっちゃう(感染する)ものなのか?
ものもらいの原因についてですが、
雑菌による炎症であったり、脂肪の固まりが原因であって、
実際には”伝染性はない”目の疾患です。
この病名がどうしてもイメージが強く
うつるものだと思われてしまった様です。
ものもらいには2種類あり、
麦粒腫(ばくりゅうしゅ)と
霞粒腫(さんりゅうしゅ)とがあります。
麦粒腫は常在菌!
特に黄色ブドウ球菌によるもので、分泌線の出入り口より
まぶたへと入り込んで炎症を起こすものです。
霞粒腫はまぶたの中に出来るしこりで、
細菌感染ではなく無菌の炎症状態をいいます。
いずれも家族や友達を含め、
自分の周辺の方がものもらいになったから
といって必要以上に神経質になることはありません。
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うつるのはものもらいではなく、はやり目!?
目の疾患でうつるものには、
俗名はやり目という疾患です。
・流行性角膜炎
・咽頭結膜炎(プール熱)
・急性出血性結膜炎
といったものが挙げられます。
接触によりうつるのが流行性結膜炎。
乳児や幼児、小児などが感染する咽頭結膜炎は
風邪のウィルスの1つでもある
アデノウィルスが引き起こす結膜炎です。
さらに、エンテロウィルスにより出血症状を起こす
急性出血性結膜炎となります。
これらは全て接触感染により
100%感染する力の強いものです。
感染者が使用したタオルや目を触った手で触れたり、
その触れた場所からと感染が広がるので厄介です。
また、黒目部分にも炎症が広がってしまうと
黒目が濁ったり跡が残る事もあります。
発症した場合には早々に眼科での治療も必要ですが、
周囲への配慮として感染させない様、外出は控えましょう。
感染者以外の方も石鹸での丁寧な手洗いや
蛇口の取っ手などの熱湯消毒、タオルは別!
などといった徹底が必要になります。
ものもらいの治し方は放置!?
霞粒腫のものもらいは脂肪によるものなので、
しこりが破裂したり脂肪が吸収されれば
自然と治る傾向にある様です。
ただ、麦粒腫の場合には抗菌点眼薬や軟膏、
時により内服薬が処方されます。
また、コンタクトレンズによる感染も原因となります。
1dayコンタクトなども清潔だと思っていても
結局1日装着したままというのは
目には不潔な状況を生み出し、
眼球に傷を付ける事でものもらいを発症することがあります。