妊娠初期になると
寒気を感じるという女性が多く見られます。
この寒気は風邪のせいか？
妊娠によるものなのか？
不安がつきまとう妊娠だからこそ、
いろいろ悩んでしまいますよね。
寒気を感じる原因やできる対策についてしっかり知っておけば、
安心してマタニティライフを楽しめますよ！
今日は妊娠初期の寒気についてお伝えします。
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妊娠初期に鳥肌や寒気がするのは危険！？病気の可能性も？
多くの妊婦さんが感じるという妊娠初期の寒気。
部屋が寒いわけでもないのに鳥肌が立ってしまう・・・
ゾクッとするような寒気だけでなく、
風邪のように体がダルく寒気を感じることもあるようです。
この寒気の原因は一体何なのでしょうか？
妊娠すると、赤ちゃんを育てるため
お母さんの体は大変身していきます。
ホルモンバランスの変化もその1つ。
このホルモンの変化が寒気の原因ではないか？
・・・と考えられています。
妊娠すると女性ホルモンのプロゲステロンが多く分泌され、
体温を普段よりも高温に保つ働きをします。
基礎体温が高温期を維持するのはこの働きによるもの。
体温が高くなると外気との温度差を
いつもより強く感じ、寒気を引き起こすようです。
また、ホルモンのバランスが自律神経にも影響し、
体の機能の調節がうまくいかずに寒気を起こすこともあります。
ホルモンバランス以外の原因としては、
貧血による寒気があります。
妊娠により血液の量が増えることで貧血を引き起すのです。
貧血は妊娠中になりやすいものですが、
寒気以外にも立ちくらみ・めまい・頭痛なども起きるので、
気になる人は産婦人科で相談するようにしましょう。
明らかに咳が出ていたりする場合は、
風邪の引き始めの可能性もあります。
また、高熱や激しい寒気、
腰や背中に痛みが出るなどの症状がある場合は要注意。
腎盂炎という病気を発症している可能性があります。
腎盂炎とは尿路感染症の1つで
妊娠中になりやすい病気です。
ホルモンバランスの崩れや子宮が大きくなり、
膀胱を圧迫することが原因で起きます。
放っておくと、腎臓の細菌が子宮に入り
卵膜まで感染をしてしまいます。
最悪の場合、破水してしまうこともあるので、
気になる症状がある場合はすぐに病院に相談しましょう。
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妊娠初期に寒気がすると流産の可能性もあるの？
妊娠初期に何か体に異変があると、
とても不安になってしまいますよね？
寒気は妊娠初期によく起きる症状ですが、
寒気がすると流産してしまう
・・・という話を耳にしたことがある人もいるはず。
確かに以前は妊娠初期の寒気が流産に繋がる！
と言われてましたが、現在は関係ないとされています。
基礎体温が下がったり、
寒気を感じるなどの症状は流産とは関係ありません。
ただ、この寒気も放置しておくと
赤ちゃんには悪影響になることもあります。
寒気を感じたまま放置すると血流が悪くなり、
赤ちゃんへ十分な栄養が送られなくなります。
安定期に入ると寒気は徐々に治まってきますが、
続くような場合は血行不良や貧血などの可能性も・・・
その様な場合、赤ちゃんが低体重症や逆子になりやすいことが
分かっていますので注意してください。
妊娠初期に寒気がするときの対策は？
妊娠中は体を冷やすな！
・・・とよく言われていることですね。
では、具体的にどう対策していけばいいのでしょうか？
まずは基本となりますが
やっぱり体を温めること。
・お風呂にゆっくりつかる
・腹巻きを巻いてみる
・カイロを使ってみる
・上着や靴下を重ねて履く など
とにかく体を冷やさないようにすることが大切です。
外出先で冷房がききすぎて寒いこともありますので、
お出かけの時には羽織れるものを持っておくと安心です。
外側から温めるだけでなく、
体の内側から温めることも意識してみましょう。
冷たい食べ物や飲み物はなるべく避け、
温かいものを摂るようにします。
白湯や生姜湯などがオススメですが、
注意したいのは水分の摂り過ぎ。
水分は体温を下げる性質があるので
1日1~1.5ℓくらいを目安に摂るようにしましょう。
また、血流を良くするためのストレッチなども効果的です。
貧血により寒気がする時には、
鉄分を多く摂ることが大事。
妊娠中は15～20mgの鉄分を摂るのが良いとされています。
日々の食事に鉄分の多い食材を取り入れるのはもちろん、
足りない分はサプリメントなどを上手に活用していくとよいでしょう。
しっかりと対策をしていけば、寒気を怖がる必要はありません。
赤ちゃんを授かった喜びよりも不安で頭がいっぱい！
・・・なんて、ちょっと残念ですよね。
自分でできる対策は実践して気になる時には病院へ。
不安を解消しながらマタニティライフをエンジョイしてください！
