低血圧とは誰でも耳にしたことがある言葉。
言葉の通り血圧が低い状態のことを言いますが、
血圧は高くても低くても体調不良の原因に!
自分の血圧がどうなっているか知っていますか?
体調がすぐれない・・という人は、
もしかしたら血圧が関係しているかもしれません。
今回は血圧が低いとどうなるのか?
その症状や改善方法など紹介します。
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血圧が低いとどうなる?その症状や低くなる原因は?
高血圧は体に良くないというのはよく知られていますね。
では、反対に血圧が低いというのはどうなのでしょうか?
低いなら大丈夫なんじゃないの?
と思ってしまいそうですが、実はそうではないんです。
血圧が低い状態は、
体をめぐる血液の勢いが弱い状態のことを言います。
血液の循環がうまくいかず、様々な不調を引き起こすのです。
女性の5人に1人は低血圧だと言われているほど、
低血圧に悩まされている人は非常に多いようです。
さらに血圧が低い状態は
3つの種類があり、それぞれ原因が異なります。
1つ目は起立性低血圧と言って、
自律神経の乱れが原因で起こるもの。
座っている状態から立ち上がった時に、
めまいや立ちくらみが起きるのが主な症状です。
これは脳の血液が急に下がり、
十分な血液量が行き渡らないために起こります。
本来は自律神経が調整してくれるのですが、
この働きがうまくいかないために低血圧となるのです。
2つ目は症候性低血圧と言って、
他の病気が原因の低血圧。
病気そのものだけでなく、
使用している薬が原因となることもあります。
原因となる病気は、循環器系や内分泌系の疾患、
神経疾患、栄養障害などが考えられます。
この症候性低血圧は、原因となる病気の治療がすすんだり、
薬の使用をやめることで改善されることが多いようです。
3つ目が本態性低血圧(ほんたいせいていけつあつ)。
病気など低血圧を起こす原因が
特定できないもののことを言います。
体質や遺伝などが関係しているとみられ、
常に血圧の低い状態が続きます。
朝起きられない、体がだるい・・・など、
幅広い症状が見られます。
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血圧の数値がどこから低い?低血圧が続くと危険なの?
低血圧によって、不快な症状が出ることは紹介した通り。
では、一体どこからが低血圧なのでしょうか?
血圧を測った時に数値が
最高血圧が100mmHg以下、最低血圧が60mmHgだと、
血圧が低い状態となるそうです。
ちなみに血圧の正常値は一般的に
最高血圧140mmHg以下、最低血圧が90mmHg以下。
病院などで血圧を測る機会があれば、
この数値を意識してみてください。
低血圧による体への影響は色々ありますが、
実はもっと怖い影響も考えられるのです。
血圧が低いと血液を循環させる力が弱いので、
血管の詰まりを引き起こすことが考えられます。
血管の詰まりは脳梗塞や心筋梗塞など、
命に関わる病気の原因にもなります。
低血圧の人は放置しておかずに
対策をしていったほうが良いでしょう。
血圧が低いときの改善方法!おすすめの食べ物は?
低血圧は放置しておかないほうが良いということが分かりました。
では、具体的にどうすればいいのでしょうか?
まず、自律神経の乱れを改善していきましょう。
自律神経が血のめぐりを調整してくれるので、
低血圧の改善に効果があります。
規則正しい生活を心がけ、
ストレスを溜めすぎないようにすることが大切です。
血圧が低いと朝起きるのが辛いことがあります。
だからといってダラダラと寝すぎず、
時間になったら起きて、太陽の光を浴びましょう。
夜遅くまでスマホを見たりするのも、
脳が休まらずに神経にも悪影響です。
また、自律神経を整える効果がある栄養素に
チラミンというものがあります。
柑橘系の果物やチーズなどの乳製品に多く含まれる栄養素です。
毎日の食事にプラスするのも良いでしょう。
他にも血流をアップさせるのに、
血液量を増やすということも対策として考えられます。
適度な塩分と、1日2リットルほど水分をとりましょう。
下半身に下りてきた血液を上に戻す力をつけるために、
スクワットなど運動を取り入れるのも効果的です。
ただし、激しい運動は体に負担がかかりますので、
少しずつできる範囲で行ってください。
毎日の生活を見直すことが、
あなたの血圧を改善することにつながります。
少しずつ始めていきましょう!