日本の夏は高温多湿、
なんとなく体調も優れない
・・・なんてことも少なくありませんよね。
では、快適に私達が過ごせる湿度とは
どれくらいなのでしょうか?
今回は最適な湿度について
様々な面から解説したいと思います。
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インフルエンザ予防に最適な湿度とは?
インフルエンザや風邪といった
ウィルスでかかる疾患には
”湿度”と”温度”が密接に関わって来ます。
というのもウィルスなども生き物ですから、
最適な湿度や温度で繁殖します。
インフルエンザウィルスは、
湿度・温度共に高めの場所を嫌がり、
例えば室温21~24度で湿度20%で
6時間保った場合の生存率は60%。
しかし、ここで湿度をグンと50%にあげた場合には
その生存率は3~5%に下がる!
という結論もあるので、冬場など乾燥している
場合の湿度は特に注意したい部分でもあります。
だからといって湿度を80%など高くすれば
今度は私達が過ごしにくくなりますので、
ウィルスの生存率が下がる
湿度50~60%が目安です。
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不快指数の湿度は?梅雨の時期やカビ予防に最適になのは??
少しずつ気温が上がってくるにつれ
湿度もあがってくる季節になると
朝の天気予報などでは”不快指数”で
解りやすく知らせてくれますよね。
梅雨の頃になるとよく耳にすると思います。
この”不快指数”とは、暑いと感じると
私達は汗を出して、汗を蒸発させる事で
体温を調節するものですが、
湿度が高いために汗が蒸発せず、
いわゆる肌がベタベタしたり蒸し暑さを
感じる事を数値化したものをいいます。
実際に不快に感じる湿度や温度には個人差もありますが、
湿度と気温の値で不快指数を求めることができます。
一般的には、
不快指数77 …不快に感じる人が増える
不快指数70超…一部が不快に感じる
他にも風の関係といった気象条件も伴うので
不快指数と体感が必ずしも一致するものではありません。
また、住宅事情などによっても異なると思いますが、
梅雨の時期は湿度が
日々80%を越えるなんて事もあります。
それにともない「カビ」の発生も気にしたい所です。
カビの発生はウィルスの発生と同じく、
湿度が低いところが苦手で、
実に湿度50%以上から繁殖を始め、
60%から爆発的に増えると言われています。
カビやウィルスなどの繁殖に対して
理想的な湿度は高くも低くもない『50%』
ただ、湿度と温度の差もあるので、
やはり見た目にわかりやすい
湿度計と温度計が一体になったものを
1つ部屋に設置しておいた方がいいですね。
体調や肌・のどを守る最適な湿度の割合は?
エアコンを使用しすぎると
湿度が下がり、乾燥傾向になります。
その為、肌の乾燥やのどの乾燥からくる
痛みなど、体に顕著に出て来ます。
私達の体に最適な湿度も実は50%
ここから上、”50~60%”が最適と言われています。
夏場や梅雨の時期は加湿器を使う必要は
それほど無いと思いますが、
冷房を使うのであれば加湿器や
洗濯物を部屋に干すなどの工夫を!
エアコンのドライや除湿機能なども上手く使って、
湿度を保つ生活を心がけてみてくださいね。