食欲をそそる香味野菜は色々ありますが、
名前がとても似ている
”みょうが”と”しょうが”
爽やかな香りにシャキシャキとした
歯ごたえが魅力の”みょうが”と
幅広い料理に登場し程よい辛みと
香りが魅力の”しょうが”
この2つの本当の違いってご存知ですか?
今日はこのみょうがとしょうがについて詳しくご紹介しましょう。
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みょうがとしょうがの違いは?その見分け方は?
みょうがとしょうがは
食用になる部分が違います。
みょうがは花蕾を食べるもので、
しょうがは根茎を食べます。
ただ、家庭菜園でお庭に植えたものや、
もらってきた根がどっちなのか!?
さっぱりわからないほどそっくりです。
根と葉だけ見てみるとどちらも似ていますが、
葉と茎だけの見分け方は
”茎の高さ”である程度、判断が出来ます。
根から折れやすく1mを越すのがみょうが、
しょうがは50cm程度にしかならず、
背が高いか低いかで判断出来ます。
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みょうがとしょうがの味や栄養、カロリーの違いは?
どちらもショウガ科ショウガ属の植物で、
古く日本に一緒に海を渡って持ち込まれ、
香りの強い方を『兄香(セウカ)=しょうが』
香りが弱い方を『妹香(メウカ)=みょうが』
と呼ばれていたほど。
日本では香味野菜として
古くから食べられて来ています。
それぞれの味の違いは、
みょうがはしょうがほどは香りは強くなく、
どちらかといえば食感と
ふんわりと鼻を抜ける香りを楽しむもの。
しょうがは強い香りと風味で
料理の味のアクセントや千切りやすりおろし
多少辛みを含んでいます。
どちらも薬味以外にも漬物などでも楽しめます。
みょうがのカロリーは100gで12kcal
しょうがは100gで30.1kcal
それぞれに含まれる成分は、
カリウムで体内の余分な塩分を排出し、
水分調整をはかりむくみなどの予防に働き、
微量ながらマグネシウムやカルシウムを含みます。
みょうがは香り成分”アルファピネン”を含み
これはヒノキの香りにも含まれていますが、
血の巡りを良くしホルモンバランスを整えます。
しょうがは”ショウガオール”や”ジンゲロール”といった
殺菌・抗酸化作用を含む成分を含み、
やはり体を温め血の巡りが良くなり体を温めます。
みょうがとしょうがの旬な時期にも違いはあるの?
みょうがもしょうがも現在はハウス栽培されていて
通年手に入るので旬を忘れてしまいがちですが、
地植えのみょうがは夏~秋が旬、
軟化した偽茎である「みょうがたけ」は春が旬です。
しょうがは、
・根しょうが
・新しょうが
・葉しょうが
・矢生しょうが
といった種類があり、
白色で茎との境などが紅色の新しょうがは
6月頃~8月くらいが旬です。
一般的な根しょうがは9~10月です。