立秋の候となりました、
皆様どうお過ごしでしょうか?
なんて、お手紙などで使われたりしてますが、
実際はどんな意味なの?
時期はいつ??
ビジネスなどでも使う立秋の候。
間違った使い方をしてしまうと、とても恥ずかしいもの!
今回はこの「立秋の候」をマスターしてしまいましょう。
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立秋の候とは、どんな意味?
立秋とは、「りっしゅう」と読み、
8月頃を指す言葉です。
候は、立秋の候の場合は「こう」と読みます。
その昔は候を「そうろう」と読んでいたそうです。
よく時代劇なんかで
「○○でござそうろう」と言う言葉を聞きませんか?
この、そうろうが候の事なのです。
現代の言葉に直すと、
「ございます」という意味になります。
つまり立秋の候とは
「8月でございます」という意味を
上品に書いた言葉といえるでしょう。
立秋の候を使う時期はいつからいつまで?
そもそも秋という言葉が入っているのに、
8月に使用するというのも不思議に思いますよね。
ですが、これには
「二十四節記」という物が関わっており、
昔から定められた名称なのです。
そもそも現在の秋という区分ですが、
日本では気象庁が
春は3~5月
夏は6~8月
秋は9~11月
冬は12~2月
と定めていることが背景にあると思われます。
ですが、実際の気候なんかを
考えてみると夏ってもっと後ですし、
さらに言えば最近は11月くらいまで
夏が続いているのでは??
・・・・と思うようなことまでありますよね。
二十四節記は太陰暦では季節にズレが
生じてしまうという事で作られた区分の一つです。
太陽の高度を基準に作られたものですから、
気温などを反映した名称ではありません。
しかも、年によって二十四季節は変わるため、
去年が8月8日から立秋の候だったし、今年も・・・
という事にはならないので、そこは注意が必要ですね。
2014年の立秋は8月7日となっています。
立秋の次である処暑は23日からとなっているので、
2014年に立秋の候を使えるのは
8月7日~8月22日まで!という事がわかりますね。
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立秋の候を使った時候の挨拶や季節の挨拶
「立秋の候」を用いて文章を作ってみませんか?
皆様の一助となるべく、使いやすい例文をご用意してみました。
「立秋の候となり、ますます食事がおいしい季節となりました」
「立秋の候、いかがおすごしですか?」
「暑さに参ってしまう日が続きますが、もう立秋の候にさしかかりました」
いかがでしょうか?
難しいと思われがちな時候の挨拶ですが、
実はそんなに頭を悩ませる用なものではありません。
季節にあった言葉を挨拶に用いるだけの
簡単なことなのです。
取引先の相手に業務内容だけで
淡々と送るだけでは素っ気ない印象を与えてしまいます。
そんな時に時候の挨拶を添えれば、
どことなく相手に、よりそった感じがするものです。
時候の挨拶が使える大人は
かっこいい印象がありますよね。
これを機に、まずは「立秋の候」を使って手紙を書いてみませんか?