バーベキューなどで肉や魚を炭火で焼くと
3割増しくらい美味しくなりますよね。
これが炭火による遠赤外線効果です!
目には見えない光線の遠赤外線ですが、
なぜ、いつもの食材が美味しくなるのでしょうか?
今回は遠赤外線による料理の効果について!
その秘密に迫ってみましょう。
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遠赤外線調理による食材への効果は?
遠赤外線は七輪などの炭火などから発し、
ウナギ・サンマ・焼き鳥など、
表面はカリッと中はふっくらに焼くことができるので、
料理の仕上がりが美味しくなります。
また、旨味成分の香りを引き立てる
役目もするので、食材の良い香りを引き出します。
料理を美味しく感じるのは「匂いだ」
と言われるくらい香りは重要なので、
遠赤外線調理の大きなポイントだと言えます。
石焼き芋も遠赤外線を利用した方法です。
遠赤外線とは電磁波エネルギーのことを言います。
遠赤外線は、当たった物質に吸収されて
熱に変換し、温度を上昇させます。
つまり、物を温める効果に優れているのです。
石釜パン・石釜ピザという言葉をよく耳にしますが、
石釜は遠赤外線を吸収しやすいセラミックスで出来ていて、
遠赤外線の電磁波を、熱エネルギーに変えることで、
高温を実現して美味しく焼き上げています。
家庭用には、IHクッキングヒーターと見た目が
似ている遠赤外線クッキングヒーターというのがあります。
遠赤外線クッキングヒーターは、
ハンバーグ・ステーキなどの肉料理にも適していますが、
最大の違いは、海苔や餅をそのまま上に
載せてパリっと香ばしく焼き上げられる点です。
遠赤外線は、表面を素早く焼き上げ、
その余熱でじっくり中を加熱することができるので、
料理が美味しく仕上がります。
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IHヒーターと遠赤外線ヒーターの違いは?
IHも遠赤外線も電磁波である点は同じですが、
遠赤外線はIHに比べて発生する電磁波が極めて少なく、
ほとんど人体に影響がないと言われています。
IH調理器の電磁波を気にする方にはおススメです。
(IHは40~2,000mG、遠赤外線は3.5mG)
遠赤外線利用の調理器は、
熱源と食品が直接触れないので、
表面が焼きすぎることなく適度な焼き目になり、
食品の昇温に必要なだけのエネルギーを与えるので
食材にとって最適な加熱調整がしやすく美味しく仕上がります。
欠点は、
・熱が発生するので室温が上がる。
(IHは変わらない)
・IHと違い、コンロのフチが熱くなり、
調理後も機器がしばらく熱い。
・IHと比べると、やや掃除が面倒。
(ガスよりは楽
などがあげられます。
遠赤外線とガス調理器を比べた場合、
ガスは水分を含みますが、遠赤外線はほとんど
水分を含まないので、表面がカリっと仕上がります。
魚を焼いた場合は、ガスに比べると
魚の内部まで熱が行きわたるので、
魚臭さが無くなり美味しく仕上がります。
遠赤外線トースターの効果は?
遠赤外線を使ったオーブントースターは
以前から多くありますが、
最近は遠赤外線と近赤外線を使い、
美味しく仕上げる製品も出てきました。
朝食用のトーストを焼くだけでなく、
野菜のグリル焼きを作ったり、
焼きたてパンも作ることが出来ます。
トーストは表面がカリッ、中がもちっと焼けるし、
買ってきた揚げ物を再加熱すると、
余分な油を落としてサクッと美味しく仕上がります。