最近は合格祈願として受験生へのプレゼントに
使われることもあるクリスマスローズ。
クリスマスに咲くお花が受験生へのプレゼントとは
意外な気がしますが・・・なぜでしょうか?
クリスマスローズの花言葉や
どんな時にプレゼントするといいのかみてみましょう。
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クリスマスローズの種類とその開花時期はいつ?
クリスマスローズは、クリスマス時期に
花を付けている品種もありますが、
多くは1~3月に開花します。
ローズという名前ですが、キンポウゲ科の植物です。
欧米ではクリスマスローズは
白い花(ニゲルという名称)だけを指していました。
この白い花ニゲルは、
クリスマスの頃に咲きます。
日本では、レンテンローズ
またはオリエンタリスと呼ばれる
渋いピンクの花も含めて
クリスマスローズと呼びます。
こちらは、1月以降に開花します。
クリスマスローズの花言葉とその意味や由来は?
クリスマスローズはいくつかの花言葉があり、
それぞれに意味が込められています。
1つずつ説明していきます。
・私をわすれないで
クリスマスローズは種を植えてから
花を咲かせるまで3年もかかります。
忘れた頃に花を咲かせることから由来してます。
・中傷、スキャンダル
クリスマスローズの学名ヘレボルスは、
ギリシャ語のhelein(殺す)とbore(食べ物)の2語から
成り立っていて、根には毒性があるのです。
口にした場合、失神や嘔吐の症状が
出ることがあり、かなり危険です。
素手で手入れを行うと
皮膚が炎症を起こす場合もありますので、
手入れする時は園芸用手袋や
ビニール手袋をするようにしましょう。
ヨーロッパではその黒い根に魔力があると信じられ、
古くは呪いの材料として使われたことも・・・
そのせいでマイナスなイメージの
花言葉が付けられたと考えられます。
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・私の不安を救いたまえ
毒性だけでなく薬草としても使われて、
古代ギリシャ時代には精神疾患を治す
薬の1つと考えられていました。
日本には明治時代に薬草として
入ってきましたが、観賞用として広まりました。
日本名では「初雪起こし」とも呼ばれていて、
雪の中から花を咲かせる力強いイメージもあります。
また、うつむいている花の形状が、
密やかだったり控えめだったり
健気な印象を観る人に与えるようです。
これらの花言葉は、中世からの
歴史的な意味から生まれたものであり、
現代では花言葉も用途も変換されています。
現在では、寒さに負けず花を咲かせ
健気に頑張っている芯の強いイメージが残り、
受験生や苦境にある人を
応援する時に贈る最適な花とされています。
クリスマスローズが合格と関係してるのは花言葉だけじゃない!
実は“花びら”と思われている部分は萼片(がくへん)で、
本当の“花びら”はおしべの周りにあって目立ちません。
“花びら”に見えますが、
萼片なので丈夫で長持ちします。
そのため最近では「学が落ちない」
花びらが五枚なので「合格」と掛けて、
受験生のいるお宅への贈り物として
クリスマスローズの鉢植えが売られています。
また、冬に花を咲かせる数少ない花としても人気です。
「冬の貴婦人」なんて呼び方もあります。