プールで鼻に水が入ったときに、
「つーん」とした鼻の奥が痛くなるような
イヤなイメージの「鼻うがい」

痛くない方法とかないのでしょうか？

実は、鼻うがいには注意点があり、
それに気を付ければ、あの嫌な痛みもないのです。

今回は痛くない鼻うがいのやり方について
調べてみました。

痛くない鼻うがいのやり方の注意点は？

注意点としては、
真水で鼻うがいをしてはいけないこと。

実はあの「つーん」とする感覚は、
体液と真水との浸透圧の違いによるものです。

体液と同じ濃度0.9％の「生理食塩水」を
使用すると嫌な痛みが引き起こされません。

手軽にできる生理食塩水の作り方は次の通りです。

コップ一杯（200ml）のぬるま湯を準備します。

この時、すり切り一杯より少し少な目ぐらいに
すると鼻で水を吸い上げやすいです。

通常のコップ（200ml）に対し、
1.8gの塩を溶かします。

小さじ2分の1より少し、少な目か、

ティースプーンのすり切り一杯より
少な目ぐらいを目安とすると
より簡単に量ることができます。

コップでするおすすめの鼻うがいのやり方と注意点

顔を下に向け、片方の鼻を押さえ、
口呼吸はせず、反対側の鼻から
むせないようにゆっくり、うがい液を吸い込みます。

鼻の奥まで液が達したと感じたら、
コップを離し、同じ鼻から、うがい液をゆっくり出します。

これを左右交互に3～5回行います。

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注意点としては、鼻うがい中に
唾を飲み込まないことです。

飲み込まずに、喉に流れる分には
問題ありません。

しかし、つばを飲み込んでしまうと、うがい液が
耳に流れて中耳炎になることがあります。

鼻うがい中は意識的に息を止めるようにしましょう。

また鼻うがい後に、思わず鼻を
かみたくなりますが、ぐっと我慢です。

鼻をかむことで中耳炎になる可能性も
ありますので、鼻から出てくる
うがい液を拭き取る程度にとどめる必要があります。

お辞儀をした状態で顔を左右に
ゆっくり傾けると、残った水が出てきます。

コップでは鼻うがいが、やりづらいという人は、
洗面器などの大きな器を使うといいです。

2リットルのぬるま湯に、
大さじ一杯程度18gの塩を溶かすと
大容量のうがい液のできあがりですのでお試しください。

蓄膿症にも鼻うがいは効果的なの？

鼻うがいが、蓄膿症の予防や
治療の一環でも取り入れられています。

・鼻をかんでもスッキリしない

・黄色く濁った鼻水が出る

・ネバネバした鼻水が出る

以上のような症状は、本当につらく、
慢性的にその状態が続く蓄膿症で
悩まされる人は少なくありません。

蓄膿症が原因で口臭にも影響が！？

鼻腔内を常に清潔に保つことが
予防や治療で一番重要。

そこで、鼻うがいです。

中でも、鼻から吸って口から出す方法で、
より効果的にアレルゲンやウィルスなどを
鼻から流し出すやり方が効果的です。

蓄膿症に効果的な鼻うがいのやり方

片方の鼻を押さえ、反対側の鼻から
うがい液を吸ったあと、呼吸を止めたまま

少しだけ顔を上に向け、口から吐き出します。

うがい液を出すときには、声を出しながら息を吐くと
うがい液を吐き出し易くなります。

鼻の奥に慢性的に膿がたまる蓄膿症の
原因は多くの場合、風邪です。

風邪が流行る季節は、
手洗い・うがい・鼻うがいの三点で乗り切りましよう。