出産後、赤ちゃんのへその緒が取れるまで
体を拭く事やお風呂に入る時も
恐る恐るな親も少なくないのでは?
また、へその緒が時には残ってでべそになったり
赤ちゃんのおへそも完成するまでは
何かとケアをして行かなければなりません。
今回は赤ちゃんのへその緒が取れた後の
お手入れ方法や出血している場合などについて
ご紹介したいと思います。
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新生児のへその緒が取れた後の消毒方法は?
一般的にほとんど赤ちゃんが
退院の間にへその緒が取れますが、
時折、取れないままの赤ちゃんもいます。
へその緒部分はいわば傷口と同様です。
細菌などで炎症を起こしたりもしますので、
日々のケアが必要となります。
へその緒が取れるまで行われる消毒は、
取れた後、皮膚がきちんと形成されるまで続けます。
以前まではへその緒部分が
他に触れない様にガーゼなどで覆っていましたが、
現在では乾燥しにくくなってしまい、
逆に菌の繁殖を起こすということで行っていない様です。
消毒の仕方も優しく撫でる程度で、
特に汚れを落とそうなどと強くこすったりする必要はありません。
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へその緒が取れた後に出血や膿が出てかさぶたになった時の対処法は?
へその緒が取れた後に浸出液が出るのは
皮膚を形成しようとしているので当然です。
ジュクジュクした感じで湿っていますが、
日が経つにつれて乾燥してくるので問題はありません。
あまりに続いて膿んでいたり出血が見られる、
臭いがするといった場合は早めに受診しましょう。
へその緒にも血管が通っているので
取れた後も赤ちゃんがお腹に力を入れたとき、
泣いたときやうんちの際に多少の出血はあるもの。
ただ、乾き切ってしまえば出血する事はありません。
しかし、5分ほど抑えていても出血が止まらない!
などといった場合には受診が必要となります。
かさぶたもできて当然です。
これもかさぶたの下で皮膚が作られ
完成すれば次第に取れるのでかさぶたは取らない様に!
取れた後のへその緒は、赤ちゃんとママが
繋がっていた証なので大切に保管をしましょう!
取れた状態のままへその緒を入れる予定の箱に
蓋をせずにしばらく入れておき、
乾燥させてから蓋をし、
タンスや引き出しなどにしまっておくとよいでしょう。
へその緒が取れた後でべそになるのは病気!?
へその緒が取れた後に細菌感染してしまい、
炎症を起こす臍炎(さいえん)という症状があります。
その後、炎症が酷くなると赤く肉のかたまりの様に
盛り上がった臍肉芽腫が出来ます。
消毒と塗り薬での治療がメインとなりますが、
臍炎は放置しておくと敗血症や髄膜炎といった
怖い病気の原因になるので
おかしいと思ったら病院に行く事が的確です。
予防法としてはへその緒のケアの際には
手を消毒することをお忘れなく。
また、赤い肉のかたまりではなく肌色で
おへそが出ている場合は大きさもばらばらですが
皮膚だけ飛び出している臍突出症と
腸が出ている臍ヘルニアとがあります。
いずれにせよ見た目には判断がつかず
治療法も異なるので病院での治療指示に従ってください。