赤ちゃんが誕生し100日辺りに行われる儀式としてお食い初めがあります。
その儀式には石を使う歯固めがあります。
歯固めの石の意味や準備の仕方、やり方など分からないことが多くて困っているという方もいるかもしれません。
そこで今回は、お食い初めの石に関する豆知識を3つご紹介します。
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お食い初めの石の意味ややり方は?
赤ちゃんの歯が生え始める生後100日辺りに行われるお食い初めの「石」には、赤ちゃんの歯が石のように丈夫になることを願う意味があります。
歯固めの歴史は古く『土佐日記』や『源氏物語』にも記されており、古来より丈夫な歯は長寿に繋がると信じられてきました。
歯固めのやり方は、元々正式な方法として赤ちゃんの歯茎に石を当てる・石を噛ませるなどがありました。
しかし、誤飲の恐れなどもあるため今ではあまりやられていないそうです。
現在の歯固めの儀式としては石にお箸をあて、そのお箸を赤ちゃんの歯茎に優しくあてるだけになっているようです。
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お食い初めの石は何個必要?入手方法や大きさは?
お祝いの儀式であるお食い初めで使用する石を用意する際、どんな石が必要なのか気になる方もいるでしょう。
そこで歯固めの石を準備する際に参考になる3つのポイントをご紹介します。
お食い初めの石の入手方法
お食い初めで使う歯固めの石を入手する方法はいくつかあり、まずはお宮参りの際に授かるケースがあります。
あるいはお宮参りの際に境内から石を拾ったり、近所の氏神様の境内から拾うという方法もあります。
もしも近くに川原がある場合は、そこから適当なものを拾ってくるのも良いですし、川原がなく神社などで拾うことが難しい場合は、インターネットで購入することも可能です。
お食い初めの石に用意する数
お食い初めで使用する石の数に決まりはありません。
地域によって差異はあるようですが、基本は1~2個で十分だと言われています。
お食い初めの石の形や大きさ
お食い初めで使用する石に適していると言われる大きさは、大体1~5cm程度だと言われています。
入手する場所によっては持ち帰りやすい大きさの石が良いでしょう。
また形はつるんとした丸いものや少し角ばったものが選ばれるようです。
特に決まりはないので、ご両親が気に入った形があればそれで問題ありません。
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お食い初めの石の使用後の処理や代用品は?
健やかな成長を願う儀式であるお食い初めですが、歯固めの石を使用した後はどのようにしたらよいのでしょうか?
歯固めの石は使用後、神社でもらった石の場合は洗って宮司さんに返したり、川原で拾ってきた場合は川原に返したりと「元の場所に戻す」という人が多いようです。
神社の境内から拾った石は基本的には「お借りする」という形になるので、、お食い初めが終わったら元の場所にお返しするのが良いようです。
インターネットで購入した石をお食い初め後洗ってケースに保管したり、川原に探す際に残しておけそうな石を選んだりして、記念にとっておくという人も多いようです。
さらに気になるのが、お食い初めの石がないという場合に代用品はあるのか?ということではないでしょうか。
お食い初めの石の意味は「丈夫な歯になることを願う」ことにありますので、例えば、碁石・栗やくるみ・地域によってはタコ(「多幸」とかけている)を使うこともあるようです。
もしも、石なしでお食い初めをしようかと悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。