お茶が好きな方ならご存知かもしれませんが、
お茶には一番二番とあるのはご存知でしょうか?
お茶のランク付け!?
と知人に言われて知らない方からすれば、
そうした解釈になるんだなぁと思った次第ですが・・・
ご存知ではない方に、
一番茶などお茶について解説しましょう。
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一番茶とは?新茶のこと?時期は?
お茶には茶葉を摘み取った順番に対して、
・一番茶
・二番茶
・三番茶
などといった呼ばれ方があります。
一番茶とは、その年最初に育った新芽を
摘んで作られたお茶を言います。
「それって新茶と違うの?」
いえいえ、実は一番茶と新茶は同じで、
初物の意味や旬として呼ばれる言い方で、
新茶を”一番茶”として呼んでいます。
つまり、茶葉に違いはありません。
一番茶(新茶)の摘み取りが終わった後にも
時期を追って茶葉を摘み取るのですが、
そこから二番茶・三番茶となります。
また、三番茶を摘まずに秋口になってから
摘む「秋冬番茶」というお茶もあります。
また、新茶にも3つに分かれていて、
初摘み新茶 4月下旬~5月※手摘みが特徴
八十八夜新茶 立春から88日(5月2日頃)
お茶の産地の新茶の時期により
新茶の違いもあります。
一番早く摘み取りが始まるのは
鹿児島県で『走り新茶』と呼ばれます。
その後、桜前線と共に北上して
他の地域の茶摘みが始まり新茶の時期を迎えます。
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一番茶や二番茶、三番茶との違いは?
新茶の時期はお茶を作る地域によって
少しずつズレているのは致し方ないとしますが、
一般的に言われているのが、
一番茶を収穫した後の
1ヶ月間に収穫するのが「二番茶」
さらに2ヶ月後に収穫するのが「三番茶」
一番茶はたくさんの栄養やうまみを含んでいますが、
同じ茶の木から育つ二番茶・三番茶は
一番茶に比べ栄養分も少なく、
生育までに時間をかけずに摘み取りをするため
どうしても風味が落ちると言われます。
そうした事もあり、
三番茶で摘み取るはずの葉を摘まずに
そこからじっくりと育てて摘んだ
秋冬番茶は三番茶よりも味がよいと言われます。
しかし、実際には茶の木は4回収穫が出来る
四期作物といわれ実際には四番茶も存在しています。
4番のお茶を摘んだ後に茶の木を成形するため
跳ねられた茶葉を晩冬番茶とも呼んでいるところもあり、
味へのこだわりで生産しているところでは、
三番・四番を摘まずにおいて
秋冬番茶を摘んでいるというところもあります。
一番茶のカフェインは二番茶、三番茶よりも少ない!?
一番茶のカフェインは他のお茶よりも少ない
と言われていますが実際のカフェインの
含有量は変わらないと言われます。
ただ、一番茶はうまみ成分である
テアニンが多く含まれており、
新茶の入れ方として
沸騰した湯を使わず、抽出時間も短いため、
苦味や渋みの成分である
カフェインが少ないと感じられるだけです。
妊婦さんはカフェインの量を控えたいところ。
お茶を飲むならほうじ茶を選ぶといいですよ!