「風邪のひき始めにはネギが効く!」
といいいますが、本当にネギには
風邪を治す効果があるのでしょうか?
ネギは風邪に効くのは本当なのか?
その使い方や効能などについてみていきましょう。
Sponsored Links
風邪の初期症状はねぎを首に巻く?料理に使うときは?
長ネギ独特の鼻をつく刺激臭の正体は、
人の体内でアリシンになる「硫化アリル」です。
この「硫化アリル」が体を温めたり、
発汗作用を促して風邪の初期症状に効果があるのです。
ネギの有効成分は熱に弱いので、
しんなりするまで加熱すると効果が無くなってしまいます。
温まる程度に焼いてタオルやガーゼを巻いて
首に巻くと軽い喉の痛み・咳を鎮めてくれます。
鼻づまりの場合は、鼻の付け根や小鼻部分に当てておくと、
独特な臭気が効いて鼻が通ってくるそうです。
ネギは血行を促し身体を温める効果があるので、
風邪のときはもちろん、
普段から積極的に摂りたい野菜です。
まず、ネギの白い部分を細かく刻みます。
細かくというのがポイント!
細かく刻んで断面を多くすることで、硫化アリルの
匂い成分をより多く取り込むことができます。
味噌を少々、生姜の擦りおろしも少々を
混ぜて熱湯で溶いて飲むと効果があります。
お好みで、大根おろしやニンニク擦りおろしを
加えるとなお良いです。
ネギたっぷりの味噌汁でも良いですね。
ただ、ネギの有効成分は熱に弱く
水に溶けやすい性質なので、
熱い味噌汁の上に細かく刻んだネギを
食べる直前に載せていただくのがよいでしょう。
ネギは玉ねぎと同じく鎮静効果があり、
枕元に置くと安眠できると言われているので、
風邪の時に枕元に置いてみるのもいいですよ。
Sponsored Links
ネギの効能は風邪以外にもいろいろな効果が!?
・疲労回復効果
・血栓を溶かしたり血液の循環を促進させてくれる作用
・動脈硬化の予防
・胃液の分泌促進
・発汗促進
・免疫力向上
などの効果があるとされています。
アリシンには殺菌作用があり、
食中毒を予防する効果もあります。
民間療法では、
しもやけに長ネギの煎じ液を塗り込んだり、
お風呂にネギの煎じ液と塩を入れて入ると、
体が温まり湯冷めしにくく
神経痛・リュウマチにおすすめだそうです。
また、近年の研究では、
ガンを抑える効果にも期待されています。
青ネギと白ネギでも効果が違う?
関東では白ネギ、関西では青ネギが主流のようです。
これは、関東ローム層が柔らかい土質なため、
地中深く植えて育てる白ネギの栽培に向いており、
関西は冬でも温暖な気候が、寒さに弱い
青い葉の部分を育てるのに向いているからです。
料理に使う場合も、味の濃い関東には白ネギ、
だしを効かせて食べる関西には青ネギが合っているようです。
栄養価をみると、
青ネギの方に軍配があがるようで、
カルシウム・ビタミンC・カロテンが、
白ネギよりも多く含まれています。
青ネギは、日光を多く浴びて育っている一方、
白ネギは地中深くに埋められ
日光に当たらない白い部分を食べるので、
栄養価で劣ってしまうようです。
白ネギも、青い部分を
細かく刻んで食べると栄養が摂れるそうです。
ただし、ネギ独特の匂いの元であるアリシンは、
白ネギの方に多く含まれています。