健康診断でひっかかると気になる「プリン体」
ヨーグルトがいいと聞きますが、
どの様によいのかご存知ですか?
また、プリン体に特化した
ヨーグルトもありますが、
ヨーグルト自体にはプリン体は
含まれていないのでしょうか?
今日は、プリン体とヨーグルトについて
見て行きたいと思います。
Sponsored Links
そもそもプリン体とは?痛風以外の症状も出るの?
まず健康診断で「尿酸値高い」と言われたりして
気を遣う様になるプリン体。
プリン体自体は体内に存在していて、
生きもののDNAに必要不可欠な物質です。
元々あるものを多く摂る事で体に悪影響を及ぼし、
プリン体の副産物である「尿酸」が
体内で蓄積される事によって
長期化して尿酸値が高くなることを
「高尿酸血症」といいます。
そのまま放置し尿酸が結晶化し、
ある日前触れも無く足の親指の付け根などの
関節が激しく痛み赤く腫れ、風が吹いても痛いという
激しい「痛風発作」を起こします。
多くは1週間~10日程で痛みが治まり、
まったく症状がなくなりますが、
治療などを行っても油断すると繰り返し、
最悪発作の間隔が短くなり、
体内の他の場所に結節が出来たり、
腎臓機能低下・尿路結石が出来る等があります。
Sponsored Links
ヨーグルトに含まれるプリン体の含有量は?
プリン体に気をつけなければ!
と思い、あれこれとプリン体が入っていないものを
探したり、気を遣い始める様になりますが、
そうしたプリン体に特化したもの以外のものには、
全てプリン体は存在すると思った方がよいでしょう。
ただ、プリン体の少ないものを選び、
出来るだけ摂取を避ける!
といった食事の改善が必須です。
そうした中でヨーグルトを含む乳製品は
プリン体が少ない食品で、
さらに注目したいのは
痛風対策にも有効なアルカリ性食品です。
ヨーグルトの元となる牛乳はプリン体ゼロ、
無論ヨーグルトも乳酸菌で発酵させたものであるので、
安心して食べることができる食材です。
プリン体が少ない=尿酸値をコントロールしやすい
ということになります。
また、ヨーグルトに含まれる
「カゼイン」や「ラクトアルブミン」によって
腎臓から尿酸を排出させるのを速める作用を持ち、
体内から尿酸を速く排出する!ということは
プリン体を吸収させないことで尿酸値を下げるのです。
痛風の方の1日のプリン体摂取目安は「400mg」
ヨーグルトは1日100g
食事後に食べるとよい様です。
明治のプロビオヨーグルトpa-3とr1はどっちがプリン体に効果的?
機能性ヨーグルトを販売している「明治」ですが、
プロビオヨーグルトシリーズにも
生活習慣病を防ぐと注目されています。
プロビオシリーズは、
『R-1』と『PA-3』とあり、それぞれ用途が異なり
プリン体に着目しているのは後者。
前者は免疫力を高めるものであり、
主に感染症予防(風邪など)に特化したヨーグルトです。
プリン体にはPA-3となりますが、
気になる効果は8日間ラットに摂取させたところ
尿酸が減少した!という結果が出ています。
生体が異なりはするものの
動植物のDNAに重要なプリン体、
人間ならば長期継続すれば
効果が期待出来るかも?といった所です。