試験やプレゼンテーションの前などに、
極度の緊張やプレッシャーから
お腹が痛くなった経験はありませんか?
胃がキリキリ痛むのとは違い
実際に下痢になって冷や汗が出ることもあります。
今回は、緊張による腹痛。
その原因や対処法をまとめてみました。
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緊張やプレッシャーからくる腹痛が起こるのはなぜ?
まずは、極度の緊張やプレッシャーから
腹痛を起こす流れをみてみましょう。
1.緊張やストレスを感じると、
脳から腸へ信号が送られます。
2.信号が伝わると、腸粘膜から
セロトニンという物質が分泌されます。
3.セロトニンが過剰になると腸の運動異常が起こり
下痢になってしまったり、
知覚異常によりお腹が痛くなったりします。
4.さらに下痢や腹痛によって脳がストレスを感じ、
セロトニンを過剰に分泌してしまう!
という悪循環になってしまいます。
こうした下痢・腹痛を6ヵ月以上繰り返す場合は、
過敏性腸症候群(IBS)の可能性があります。
過敏性腸症候群は、
・セロトニンの作用を抑える薬
・便に含まれる水分量を調節する薬
・消化管の動きを調節する薬
・乳酸菌を増やして腸内環境を整える薬
など処方してもらうことが出来ますので、
医師に相談してみましょう。
また、緊張で腹痛を感じるときは、
コーヒーなどカフェインの入ったものは、
腸を刺激して症状を悪化させてしまうので、
極力摂らないようにしましょう。
炭酸飲料や冷たい飲み物、
辛い食べ物も控えるようにしましょう。
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緊張による腹痛の予防や治し方ってあるの?
緊張やプレッシャーから来るストレスが
原因となって腹痛を引き起こしている場合は
緊張をほぐす方法を実践してみましょう。
まず「あがらないこと」に意識を集中するのはダメ!
自分があがっているのを意識して
頭の中であがりを何とかしようとしても、
かえって悪循環に陥るだけです。
メンタル面では、人に良く思われたいなど
人目を過剰に気にする傾向にあるので、
「人目」ではなく「原稿や資料」など
他のものに意識を集中させるようにします。
また身体を動かすのも1つの方法です。
あがっている時は、身体の上半身に
特に力が入り過ぎています。
力を抜く工夫をするとよいです。
例えば、その場で軽く数回ジャンプしたり、
伸びをするなどが効果的です。
次は、座って出来るストレッチです。
1.両腕をダラリと下に垂らし、軽く握りましょう。
2.鼻からゆっくりと息を吸いながら、肩を上げます。
3.口からフーッと息を吐きながら、ストンと肩を落とします。
緊張に効くツボもあります。
「労宮」
手のひらを上にして軽く握ったとき、中指があたる部分。
「合谷」
親指と人差し指の分かれ目にあるツボ。
「神門」
手首の小指寄りの端にあるツボ。
「内関」
手のひら側の腕の中央、
手首の曲り目から指二本分肘寄りにあるツボ。
緊張しすぎはよくありませんが、
適度な緊張はパフォーマンスを上げるのに
欠かせないといいます。
色々な方法を試しつつ適度な緊張感をもって
取り組めれば、素晴らしい成果をだせることでしょう。